出版社内容情報
【内容紹介】
マンガの楽しみは、読むだけではない。描くことで、さらに味わえる楽しさを知ってほしい……。「描けない」なんて、思わないでください。マンガの神様・手塚治虫は断言します。「マンガはだれにでも描ける！！」
さあ、マンガを描こう！手塚治虫、究極の指南の書、“マンガの描き方”ついに登場！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eric
21
マンガを描く極意から細かい技術指導まで盛り沢山の一冊。言葉の裏から、膨大な演習量を感じ取れる。何をやるにしてもまずは量の確保が優先。お金のためとか、役立つためとかは後付けの理由であり、個人的には一流になることすら目標にならないのではと感じる。ただもうひたすら何かを無心にやっていくうちに、何かの形が出来上がる事もあれば、うまく実を結ばない事もあるはず。そんな捨て身の気持ちでもできることをやったら良いじゃないと著者は言っているんじゃないかと勝手に解釈した。2021/03/17
北白川にゃんこ
5
さっすが～手塚先生は漫画に強い！とにかく多くのものを多く描けという事か。心の観察眼、手に入れたいね。やはり観察眼が大事だね。2022/06/04
社畜姉さん
4
第一章絵を作る 第二章案を作る 第三章マンガを作る 今作は、マンガの本質を突き詰めた一作だと思う。 手塚治虫氏のアイデア術や物語構築術は素晴らしいね。 この考え方は、他の物事にも応用できるはずだ。 作家志望の方々は、第二章と第三章を読んだ方がええ。2022/12/05
hoiminsakura
3
マンガを描く技術、と言っても最初は落書きのような簡単な線の表現から始まり、道具の選び方や使い方、描き方や構図の説明はかなり本格的。案を作る方法論、おかしさを作る要素などはマンガを描かない私でも納得がいった。つげ義春のねじ式を揶揄しているというレビューがあったので興味が湧いたのだが、確かに「不条理ギャグ」に分類されて「理屈にあわない場面や事件」と書かれていた。あれはギャグじゃないだろー😃！と思うが、マンガの原点は「おかしさ」であるとすれば「不条理」は確かなので不条理ギャグになっちゃうのかなって感じ😅。2021/03/18
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2
子供にも向けた漫画の描き方が指南されている。漫画家を目指す次世代の若者がつまらない事で挫折を起こさせない配慮が随所に見られる。著者が伝える漫画を作る方法や心構え、先駆者が道を切り開いた後に続く新しい世代に感じる事等、漫画に限らず多くの事柄に共通する。とても優しく手を引いてくれる内容であった。2020/04/17
