出版社内容情報
【内容紹介】
蘭学医・手塚良仙の息子の良庵と、府中藩士の伊武谷万二郎は、美女・おせきをめぐって犬猿の仲。そんな最中、良庵は適塾で蘭学を学ぶため、大坂へ旅立つ。幕末に実在した著者の曽祖父をモデルにする長編歴史作品・第1弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
boo
9
旦那のオススメ。わたしにはどこが面白いのかよくわからなかったけど、医療の進歩に日本がついていっていないことはよくわかった。どうなっていくのだろうか。2020/03/22
kadocks
2
当時ビッグコミックに連載され楽しみに読んでた。手塚治虫の後期代表作と言えるだろう。後のJIN-仁に多大な影響を与え、と言うより今読むとオマージュと言うよりほぼほぼ本歌取りか笑 タイムリープも手塚治虫だったらやりそうな展開だしね。幕末を舞台に侍と医師二人を主人公とし、ストーリーテリング、ダイナミズム、ディテール、キャラクター、何を取っても最高作だろう。漢方と蘭学の対立が頭から描かれ不穏なのだが、キャラクターの性格が巧みでワクワクさせられる。上方の展開がモロに仁で、今読むとちょっと笑っちゃう。次巻へ。2023/01/08
Hiroki Nishizumi
2
一度読んでみたかった。なかなか人間臭い話が続いて興味深い。2014/02/15
Hiroshi Obara
1
前から読んでみたかったのだ。 江戸時代末期の頃の江戸と大坂の話。 手塚治虫の先祖なのかなぁ? 何だか面白いヤツだよね。良庵2016/09/14
こひた
0
無垢と殺人剣の極地が同居した男。蘭学と漢方のドクターハウス対決。医師の意地とメスの刀。花街。腑分けにおいて、生前に実際治療してたら失敗しただろうという挫折は生々しい。2016/04/02