出版社内容情報
【内容紹介】
宇宙人の手によって、「鉄腕アトム」とおなじ7つの力をもつ雄ネコが誕生した。弱虫の飼い主つぎ夫くんを助けながら、アトムキャットが縦横無尽の大活躍！手塚治虫があえてリメークに挑戦した、夢あふれる意欲力作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
68
再読。「あとがきにかえて」で、リメークブームに乗って、アトムのリメークをしようと決めた。って、書いてあるけどこういうのはリメークじゃなくて、セルフパロディになるんじゃないかな？どっちにせよ大御所の漫画家でないと、描けない題材ですな。猫のアトムが宇宙人の勘違いで、鉄腕アトム並みのパワーと能力を持ったロボットに改造される。猫のアトムの縦横無尽の大活躍が、始まった。重い展開がまったくなくて、とにかく無邪気に楽しめる。掲載誌がおそらくは低年齢層向けなんじゃないかと。軽いけど各話、趣向が凝っててけっこう面白かった。2021/05/10
KAZUNARI
7
鉄腕アトムのリメイク(笑)子ネコが奇妙な出来事でアトムのようなパワーをつけた！？弱虫少年との色んな騒動が描かれる、、色んなネコキャラが出てきたり、子供さんが楽しめる1作だと思うけど、アトムとの比較があったり人間に対する動物たちの嘆きもあったり、とギャグ漫画に終わらないテーマも内包させてるのがさすが。2018/11/04
松田望
1
あとがきにて、世の中リメイクブームなのでそれに乗っかろうと思い『鉄腕アトム』をリメイクしてみましたとのこと。 現在、ハリウッドでもリメイクブームで、日本の漫画業界も昔懐かしの続編が盛んに作られているから、きっとこういう周期（あるいは雰囲気）が定期的にあったのだろうな、と思う。 ちょっと面白かったのは、空をとぶことをなじられたアトムキャットが「ゾウが空とぶ時代じゃんか」と抗弁するシーン。 ゾウが空とぶ時代なんかあったことがないし、ディズニーの『ダンボ』のことならそれは一九四〇年代の映画だ！2014/06/07
大泉宗一郎
1
絵が手塚先生らしくないためか、他の作家の人のものを読んでいるようにも感じられます。とても新鮮な顔立ちで、キャラもアッサリ。元ネタより、コミカルな感じが伝わって来ない気がします。2011/07/23
○○○ ○○
0
どうでもいいけどダンボは83年にリバイバル上映されてるから当時の小学校低学年ならリアルタイムの映画として経験しててもおかしくないんじゃないの2014/10/13
