出版社内容情報
【内容紹介】
硬派中学生、ヤケッパチこと焼野矢八(やけのやはち)が、カワイイ女の子を、“出産”してしまったから学校中は大騒ぎ!!番長グループ「タテヨコの会」を相手に、マリアとヤケッパチとの大活躍が始まった!!異色の性教育漫画、ここに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばー
4
期せずして同じテーマを描いたものを読むことになった内の1冊。タイトルから推察するに、戦後日本の荒れ果てた土地で、しぶとく強く生きる修道士のドタバタ人生物語、ではなくて、なんと性教育漫画です。主人公から脱魂したエクトプラズムがダッチワイフに乗り移り、主人公がそれに恋してしまう話。「人間とは何か」について触れつつ、人間の生と性を描いています。ラストはあんまりだと思いますが。2013/09/30
らむだ
3
数ある手塚作品の中でも五指に入るほど好きな作品。性教育漫画として描かれたこともあり突っ込みたくなる表現や描写もありますが、40年以上も前の漫画なのでそこはご愛嬌ということで。2013/11/04
たっきん
3
いい意味で作品自体がやけっぱちな気がしますww ダッチワイフに精神が入り込んだ男勝りの女の子とのラブコメって設定がすごい。当時はどんな反応だったのか…。でも男と女の違いなどを真面目に説明するコマもあって、またその内容が時代を感じさせるものだったりして面白いです。2013/06/02
赤字
3
図 やけっぱちが『化物語』の阿良々木くんに見えてならない。 手塚治虫はこんな漫画も描けるんだなー。 下ネタとも捕れてしまう部分ががナンセンスになっていないギリギリのライン。2012/05/28
フリスビー
2
性教育マンガと謳ってはいますが、「すべての憎悪と対立は悪である」という信念を持ち続けた手塚先生が、性差そのものをテーマにした痛快なマンガ。ドタバタ劇ですが密度が濃く、読むのに時間がかかりました。2巻目の完結が楽しみ。2019/03/31