講談社学術文庫
東京大学の歴史 - 大学制度の先駆け

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597990
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0137

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

9
「東京大学百年史」編纂にたずさわる過程で新発見も含めた東大の歴史をオムニバス形式で点描する。東大広報誌「UP」に連載されたもの(ちなみに「UP」は学内の生協書店に置いてあり、無料で入手できます)。初期東大史においては、やはり山川健次郎の活躍が目立つ。政府からは森有礼が口を出しているようだ。お雇い外国人主導期の後、国産教授の時代から「大学の自治」が育つ。政府(荒木貞夫)が学内人事介入をはかり「記名投票」を強要したときは、ミシン目入りの用紙の片方に記名し、投票後切り離したそうだ(笑)。2023/09/12

かんちゃん

1
従来は九月始業だったことや、成績が全て公表される方式になっていることなど、だいぶ違った学校の在り方があったことに驚き。森有礼、伊藤博文らがいかにして教育制度の整備を行い、また行おうとしていたかが少し垣間見える。明治期(中盤以降)の東京大学は現在よりも自治が強かったらしい。また、講座制の下での「本俸」と「職務俸」の二本立て支給、外国人講師や停年制、学友会解散後の「全学解放」としての五月祭など。2011/10/21

Daiki Ihara

0
「学部」の由来とか講座制の由来とか東京大学の制度(つまり、ほぼ大学制度)についての通史を解説した本 もうちょっと東大に興味持っておくべきだったかもって思った。2016/11/27

i-miya

0
内田祥三 工学部教授 耐震性建築 学部(1877-9年間) 分科大学(1886-32年間) 学部(1918-75年間)東京帝国大学(1877)講座制 1 1893.09 設置 Chair 椅子、座席のこと 教授 総長 加藤弘之 森有礼 文部大臣 明治16年事件 飛鳥山 学位記授与式ボイコット事件 卒業生がだれでも取れる 得学生平安時代、森有礼、大学の外から 学位令 博士 大博士 学位ならざる学士号 課程博士 論文博士 博士会博士 総長博士 モース、フェノロサ 外国人教師 オランダ人フルベッキ2007/03/10

Taira Satou

0
どのような経緯で現在の巨大な東京大学の組織ができあがったのかをまとめたもの。 創設当時は各省に設けられた学校の方が力が強く、東京大学がはっきりとカラーを出せていなかったのは意外だった。2019/12/11

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