出版社内容情報
美術工芸品ではなく、日用雑器の美を追求した柳宗悦。彼はなぜこの思想にめざめ、何をめざしたのか? 民藝論への格好の入門書。民家、民具、民画、民器……
日常生活の中にある「下手(げて)の美」の発見
「民藝」とは、民衆が日常に使う工藝品である。民家、民具、民画を総称して「民藝」と呼ぶ。「民藝品たること」と「美しく作りたること」には、固い結縁があり、質素こそが慕わしい徳である。このように清貧の美を説いた筆者の理念とは?昭和の初頭に創始され、現在にまで受けつがれる「民藝運動」の精髄を知るための格好の入門書。
民藝とは何か
第1篇 なぜ民藝に心を惹かれているか
1.民藝とはいかなる意味か
2.何故特に民藝が論ぜられねばならぬか
3.誰が民藝の美を最初に認めたか
4.私達は民藝の美に盲目であっていいか
5.何故私達に民藝の美が認識されるに至ったか
第2篇 民藝から何を私が学び得たか
1.民藝の美はいかなる世界を示しているか
2.誰の手から民藝の美が生れたか
3.民藝の美は何故健全なるか
4.安い民藝が何故美しくなるか
5.正しい民藝はいかなる社会から起ったか
美の国と民藝
日本民藝館について
民藝の性質
挿絵小註
Nature of Folk-crafts(英文)
柳 宗悦[ヤナギ ムネヨシ]
著・文・その他
内容説明
「民藝」とは、民衆が日常に使う工藝品である。民家、民具、民画を総称して「民藝」と呼ぶ。「民藝品たること」と「美しく作りたること」には、固い結縁があり、質素こそが慕わしい徳である。このように清貧の美を説いた筆者の理念とは?昭和の初頭に創始され、現在にまで受けつがれる「民藝運動」の精髄を知るための格好の入門書。大文字版。
目次
民藝とは何か(なぜ民藝に心を惹かれているか;民藝から何を私が学び得たか)
美の国と民藝
日本民藝館について
民藝の性質
挿絵小註
Nature of Folk‐crafts(英文)
著者等紹介
柳宗悦[ヤナギムネヨシ]
1889年生まれ。東京帝国大学哲学科卒。宗教哲学者、民藝運動の創始者。学習院高等科在学中「白樺」同人。日本民藝館初代館長。「工藝」創刊。1961年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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