講談社学術文庫<br> シュンペーター 大文字版

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講談社学術文庫
シュンペーター 大文字版

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597433
  • NDC分類 331.72
  • Cコード C0133

内容説明

「市場主義」による経済構造改革を主張する人々に好んで引用されるシュンペーター。「企業者精神」「イノヴェーション」「創造的破壊」などの概念はどのような文脈で理解されるべきなのか。ウィーンで学び、大蔵大臣・銀行頭取などを歴任、破産の憂き目に遭いながら、独創的理論を打ち立てケインズと並び称された二十世紀経済学の天才の思想と生涯を追う。

目次

第1章 颯爽たる学界デビュー(世紀末ウィーンの「恐るべき子供」;二十五歳の処女作;「発展」への指向)
第2章 経済発展のヴィジョン(静態から動態へ;マーシャル経済学への挑戦;第一次世界大戦の衝撃)
第3章 ドイツにおけるシュンペーター(政治家シュンペーター;挫折からの再起;ボン大学の日々)
第4章 ハーヴァード黄金時代へ(ヨーロッパからアメリカへ;ケインズ革命のアメリカ上陸;革命への抵抗)
第5章 晩年の日々(孤高の経済学者;第二次世界大戦の憂鬱;シュンペーターから現代へ)

著者等紹介

根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。京都大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ステビア

5
評伝。シュンペーターの顔を初めて見たが悪人顏+ツルッパゲだった。2014/01/21

home alone

2
シュンペーターの伝記プラス理論みたいな本。理論はあまり詳しく書かれていないので、どう凄いのかよくわかんなかった。伝記からは、あんま幸せな人じゃなかったんじゃないかとうかがわれた。あと数学が苦手らしくて困ったらしい。なんか可哀想な人にしか思えなかった。これが20世紀代表する経済学者なのか・・・。2012/08/05

いわたん

2
シュンペーターもまた世紀末ウィーンの人だった。 資本主義の長期的な将来には悲観的だが、均衡を破るイノベーションを行う企業者の存在を確信していたシュンペーター。 華やかな天才というイメージだったが、大家になっても数学の勉強を続けたり同僚の講義に学生に交じって出席するなど努力家だったことが分かる。知的達成を記す日記を見ても、とても真面目な人柄が伝わった。2011/12/21

あるある探検隊

1
シュンペーターの人生とその理論について。またそれらの関連について。ケインズ批判紹介の箇所が興味深い。2013/04/16

おかまたけ

1
「パラドックス」をテーマに、時代背景とシュンペーターの関連、シュンペーターの思想の要旨、マーシャル・ケインズとの対比の3点を判りやすくまとめた本。少なくとも、シュンペーター当人に対して興味を持てました。変に『イノベーション』を謳った本を読む前にこの本を読んで良かったと思います。2009/10/15

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