講談社学術文庫
天皇制の基層

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596177
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0139

内容説明

天皇制とは?その支える原理とは一体何なのか。戦後思想の巨大な導き手と、日本人の心の本性の探究に果敢に挑んできた研究者との気迫に満ちた対談。自己の切実な体験から天皇制の根底を問う吉本。歴史学と民俗学の研究成果を踏まえ、宮廷儀礼の大幅な変更と作為、二重王権としての天皇制等を指摘する赤坂。新旧二人の論客が天皇制の問題に鋭く切り込む。

目次

1 天皇制論の視座
2 象徴天皇制をめぐって
3 大嘗祭と天皇制の深層

著者等紹介

吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年、東京生まれ。東京工業大学卒業。評論家

赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。民俗学専攻。東北芸術工科大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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肉欲棒太郎

4
個としての天皇とシステムとしての天皇制は分けるべきというのは同意。赤坂と吉本の天皇制論に対するモチーフというか視座の違いも興味深い。天皇制批判については、現憲法1条に表される象徴天皇制を批判するのか、天皇制そのものを批判するのか、というのはまた別の議論だなと。2015/10/30

なつき

1
あんまよくわかんなかった2018/08/28

いちはじめ

0
吉本隆明と赤坂憲雄の天皇制をテーマにした対談。赤坂の仕掛ける議論を吉本が受ける感じ。いまひとつ噛み合っていないのがかえってスリリング。2003/10/16

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