出版社内容情報
神秘の書にして思想の書
『易経』入門・読みやすい大文字版
儒教の重要な経典として五経の筆頭におかれた『易経』は、神秘的「占い書」であるとともに、深遠な哲学をもつ「思想書」でもある。陰陽わずか2つの要素を複雑に重ね合わせることにより、人間存在の本質と全宇宙の摂理を読みとろうとする。二千余年来の具体的な占い方を解説しながら、易とともに歩んだ中国人の自然・人生・運命観を探る。
はじめに――占筮と義理
1――易の構成
2――うらないとしての易
3――『易経』の成立まで
4――思想としての易
5――易と中国人の考え方
付録1――『易経』名言集
付録2――うらないのことば・六十四卦
金谷 治[カナヤ オサム]
著・文・その他
内容説明
儒教の重要な経典として五経の筆頭におかれた『易経』は、神秘的「占い書」であるとともに、深遠な哲学をもつ「思想書」でもある。陰陽わずか二つの要素を複雑に重ね合わせることにより、人間存在の本質と全宇宙の摂理を読みとろうとする。二千余年来の具体的な占い方を解説しながら、易とともに歩んだ中国人の自然・人生・運命観を探る。
目次
1 易の構成(八卦と六十四卦;うらないのことば・「卦辞」と「爻辞」;「経」と「伝」)
2 うらないとしての易(占筮の方法;亀卜と占筮;中国の知識人と占筮)
3 『易経』の成立まで(伝説;「卦辞」と「爻辞」の成立;「十翼」の成立;「易」という名称)
4 思想としての易(経典としての確立;老荘との関係・王弼の易;現代哲学の精華・程伊川の易)
5 易と中国人の考え方(対立と総合;変易と循環;天人合一の思想)
著者等紹介
金沢治[カナヤオサム]
1920年、三重県に生まれる。東北帝国大学法文学部支那哲学科卒業。専攻は中国思想。文学博士。東北大学文学部教授を経て、現在、東北大学名誉教授、追手門学院大学名誉教授
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