講談社学術文庫<br> 論理分析哲学

講談社学術文庫
論理分析哲学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061594388
  • NDC分類 116.3
  • Cコード C0110

内容説明

概念の厳密さを求める努力は論理分析哲学を生んだ。アリストテレス、フレーゲ、ヴィトゲンシュタインは、言語や論理について、いかに考えてきたか。実存主義・新スコラ学・現象学・マルクス主義と並ぶ現代哲学の一大潮流であり、近代科学の発展と共に歩み、人類の未来へ確実な進路を見出す方法でもある論理分析哲学はどんな思想かを分かりやすく紹介する。

目次

アリストテレスと公理的学問の理想
ライプニッツと計算法(Calculus)の思想
ブールの論理代数
フレーゲとラッセル
ヒルベルトからゲーデルへ
二人の批判者、ブラウアーとヴィトゲンシュタイン
非古典論理学
ラッセルと論理分析
『論理哲学論考』(Tractatus Logico=Philosophicus)
論理実証主義〔ほか〕

著者等紹介

フォン・ヴリグト,G.H.[von Wright,Georg Henrik]
1916年ヘルシンキ生まれ。ヘルシンキ大学哲学部名誉教授。ケンブリッジ大学哲学教授、コーネル大学客員教授などを歴任。フィンランド学士院会員。著書多数。邦訳に「ウィトゲンシュタイン小伝」「説明と理解」がある

牛尾光一[ウシオコウイチ]
1947年神戸市生まれ。フィンランド国立工芸大学、ヘルシンキ工科大学建築学部卒。オウル大学工学部博士課程修了。作品多数
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感想・レビュー

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yomayoma

2
再読。古典論理から様相論理のさわりまでと、各論。ムーアへの一定の評価も、その内容は素朴に見えて難しい。後期ウィトゲンシュタインに関する評価はポイントわかりやすく、かつ特徴的。2016/05/11

home alone

1
日本では分析哲学の本少ない。これは珍しい本。1960年までだから古いけど、色々な話が出てくる。分析哲学をざっと知るにはいいかも。本格的にやるなら、飯田隆の言語哲学大全1-3(4?)がいいと思う。内容忘れたけど2012/10/30

RM

0
これ絶版はもったいないなあ2011/04/28

ねぎとろ

0
原書は1960年代に出版されたものなので、古くはあるが、哲学・論理学と数学との結びつきから、分析哲学の勃興まで、丁寧にまとめられている。2009/02/17

tomad

0
後半部分のが馴染みやすかった2008/10/30

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