講談社学術文庫<br> シュリーマン旅行記清国・日本(にっぽん)

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講談社学術文庫
シュリーマン旅行記清国・日本(にっぽん)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061593251
  • NDC分類 292.2
  • Cコード C0126

出版社内容情報

【内容紹介】
トロイア遺跡の発掘で知られるハインリッヒ・シュリーマン。彼はその発掘に先立つ6年前、世界旅行の途中、中国につづいて幕末の日本を訪れている。3ヵ月という短期間の滞在にもかかわらず、江戸を中心とした当時の日本の様子を、なんの偏見にも捉われず、清新かつ客観的に観察した。執拗なまでの探究心と旺盛な情熱で、転換期日本の実像を生き生きと活写したシュリーマンの興味つきない見聞記。

これまで方々の国でいろいろな旅行者にであったが、彼らはみな感激した面持ちで日本について語ってくれた。私はかねてから、この国を訪れたいという思いに身を焦がしていたのである。──(第4章 江戸上陸より)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

97
再読。トロイアの発掘で知られるシュリーマン。ロシアでの貿易業で財を成した後、41歳で一切の仕事を止める。そして、少年時代からの夢である遺跡発掘に取掛る前、世界漫遊の旅に出て、清国と日本を訪れている。1865年、43歳。当時の西洋知識人の東洋に対する率直な見方が知れて興味深い。上海から北京を経て長城を見た後、幕末の日本を訪れている。民間人でありながら、つてを頼り外交官でも立入り困難な倒幕機運で緊迫する江戸の街を訪ね歩いている。その観察記からは我々日本人も最早見ることができない”逝きし世の面影”が感じられる。2019/07/28

Willie the Wildcat

73
海外からの圧力が高まる政治情勢下、不変の日々の生活に垣間見る異文化情緒。見た目の違いを超えた清・日本の人々の優しさに触れる瞬間に心が和む。日本の税関の律儀さに、現代に受け継がれる(良い意味での)役人気質。一方、洟をかむ所作に、失った立ち居振る舞いの優雅さを感じる。著者の考察で興味深いのが「社会階級」。著者の文明定義に繋がる考察と言える。思わず微笑んだのが”合言葉”。どうにも忍者が頭に浮かんでしまう。(笑)2017/05/28

佐島楓

69
トロイア遺跡の発掘で有名なシュリーマンの旅行記。シュリーマンが日本や中国に来ていたことを知らなかったので、興味深く読んだ。特に幕末の日本の様子を好意的かつ詳細に記しており、史料的価値も高い。シュリーマン自身も波瀾万丈な人生を送ってきたとのこと、もっと知りたい。2016/07/28

ぶんこ

54
ドイツ人で、ロシアで成功して巨万の富を得た後1864年から世界漫遊の旅へ。日本の前に立ち寄った清国は、ちょうど14年にわたる戦乱が終結した頃だからでしょうか、紫禁城と思われる場所が管理されずに滅んでいく様を読んでショックを受けました。紫禁城や万里の長城等々、先人の偉業をかえりみない敬意の無さが悲しい。続いて日本へ上陸。そこは清潔で遵法精神が素晴らしいと褒めていました。ただ疥癬患者に溢れていると書かれていて、当時を舞台にした小説では触れられていなかったので驚きました。外から見た日本を知ることができました。2022/04/15

i-miya

54
2013.07.25(初読・初著者)H.シュリーマン著、石井和子訳。 2013.07.22 (カバー) トロイア遺跡発掘で知られるハインリッヒ・シュリーマン。 その発掘に先立つ6年前、世界旅行で清国・日本を訪問。 1ヶ月。 江戸を中心に客観的に観察。 執拗でまじめな探究心。 旺盛な情熱。 (シュリーマン) 1822、ドイツ生まれ。 若年時移り住んだロシアで藍の商売、巨万の富を得る。 1864、世界漫遊。 1865、日本訪問。 1871、世界的トロイア遺跡発掘成功。 のち、ミケイア発掘、つづける。 2013/07/25

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