講談社学術文庫<br> ゴータマ・ブッダ

講談社学術文庫
ゴータマ・ブッダ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 462p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061589223
  • NDC分類 182.8
  • Cコード C0115

内容説明

さとりを得ても、なお道を求めて歩みつづけたゴータマ・ブッダ(釈迦)。信仰の対象として神格化され、堂奥深く祀られていたブッダを、著者は永遠の求道者、人間ブッダとして把え、仏教を「道」の体系として究明することを提唱した。「われわれ一人残らず求道者となり、真実の自己たれ」と説くブッダの思想と行動は、価値観の多様化に悩み、既存の思惟方法に戸惑うわれわれの生きる指標となる。

目次

1 ゴータマ・ブッダの思想(日本人とゴータマ・ブッダ;南方仏教とゴータマ・ブッダ;アリヤン文化とゴータマ・ブッダ;ゴータマ・ブッダの根本教説;道の体系としての仏教)
2 ゴータマ・ブッタの生涯(ゴータマ・ブッダ出現とその背景―六師外道;生いたち;出家前後;成道と説法;晩年)
3 ゴータマ・ブッダの教説(『聖求経』;『ダンマパダ』;『スッタニパータ』;「縁起法頌」「涅槃路」「一日賢人偈」;「最初の説法」『無我相経』;『マールンキヤ小経』;『七処』;『空の小経』『空の大経』;『清浄道論』)
4 ゴータマ・ブッダ滅後の仏教(部派仏教;『ミリンダ王の問い』におけるブッダ観;大乗仏教;ゴータマ・ブッダの思想と現代的意義)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qwer0987

3
釈迦のことはよく知らなかったので、勉強になった。後半の『ダンマパダ』と『スッタニパータ』が素朴な感じがして好きだ。2014/02/04

中津川文美敏

1
難しくてわからないところもあったが、目から鱗のところが多く少し仏教を理解できるようになりました。2018/12/07

富士さん

1
知的遺産シリーズの名作再読。ざっくり伝記、著書、評論で構成されるこのシリーズの枠組みがとてもよく発揮され、ブッダ個人の姿を浮かび上がらせると同時に、その後の変容がうまくつかめるようになっています。ブッダの思想は徹底した個人主義に基づく安寧への自助努力が根本であり、その実践は社会通念に盲従せず、時に反社会的ですらあるものだと思います。集団で寄り集まって慰め合い、権威を構築して飯の種にする宗教団体化はすでに破戒と言えるのではないでしょうか。その点を直視しない著者に不満を感じますが、入門としてはいい本です。2016/02/10

しょ~や

1
初期の釈尊の教えもとっても魅力的でした2013/03/20

tetsuya

0
勉強になりすぎ2013/04/12

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