講談社学術文庫<br> 華厳の思想

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講談社学術文庫
華厳の思想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061588271
  • NDC分類 183.4
  • Cコード C0115

内容説明

奈良東大寺の大仏に象徴される華厳の思想的理念は、日本文化のなかにも今もなお、広く深く生きつづけている。茶の湯において、小さな茶室でおこなわれる喫茶の行為のなかに無限の宇宙の広がりを見るのが茶道の生命であり、一輪の切り花のなかに永遠の相を見るのが華道の精神である。限りあるもの、小さなもののなかに、無限なるもの、大いなるものを見ようとする考え方こそ華厳思想の本質であり、その再発見を試みたのが本書である。

目次

序章 日本文化と『華厳経』(『華厳経』の世界;日本人の自然観のなかに定着した華厳思想;新しい世界観としての華厳思想)
第1章 『華厳経』とは何か―『華厳経』の構成と思想
第2章 華厳宗の成立(華厳宗の開祖・杜順;華厳教学の創始者・智儼;華厳宗の大成者・法蔵;華厳と禅との融合・澄観;『円覚経』の大研究者・宗密)
第3章 華厳思想の核心(小乗と大乗;大乗始教と大乗終教;大乗頓教―一念不生を仏となす;大乗円教―華厳思想の至境;四種の真理の領域―四種法界;華厳の観法)
第4章 華厳思想の流れ(新羅の華厳;日本の華厳)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yutaro sata

28
ちょっと力入れて華厳の勉強をしていこうと思っているのですが、鎌田茂雄さんという人は一体どれだけのものを読み、消化しているのだろうと思わされる、すごい本。この本だけでもすごいのに最後の付記に、『華厳学研究資料集成』という、なにやら華厳学に関するものは全て網羅していると豪語しているとんでもない本が紹介されている。何者なんだ、鎌田さんは。きっとこの集成も買うことになるだろう。というか買います。2022/12/04

中年サラリーマン

21
華厳経の講義ではなく、あくまで華厳の思想の紹介。つまり入門編。平安時代、日本のエリートが中国へ留学し最新の仏教という学問を持って帰った。それが法華経。そこから鎌倉時代の浄土真宗へとつながる。だけどそのエリート以前はどうよ!うん、その前の主流宗派の一つが華厳。結構伝統あります。東大寺なんかがそう。一即多、多即一という思想、よく分からないが現代物理学と似ている。具体的にどこよ?と言われる詰まるがあえて言うならば漸近的自由性辺りの概念と言っておこう。なかなか広い範囲をカバーしていて良い!2014/05/04

kanaoka 56

5
内容は詳細で、しっかり理解するためには、仏教への教養を必要とするものの、ある程度は流し読みさせてもらいました。華厳経を知ることで、大乗仏教の基本を学ぶことができる。2020/10/26

こんがら童子

5
もう七八年前に読んだ本だが、今回、華厳経を読むために再読してみた。さすがに前回読んだ時よりは仏教の知識も増えたためか、よくわかったし、すらすら読めた。特に、法華経との比較で華厳経の特徴を説明しているあたりは、実によく分かった。それは最近まで法華経に関する教典を読んでいたのと、法華経の特徴をある程度知っていたからだ。法華経と華厳経とはアプローチの仕方が異なる。法華経は衆生のあり方から説き明かし、華厳経は法界からアプローチする。個から行くか、全体から行くか、みたいな違い。2010/05/10

すべてうまくいっている

3
部分部分わかるような気がしたが、全体的にはわかった気にはならなかった。でも、おもしろそうなのはめちゃくちゃわかった。もっと学んでみたいので、別の本も読んでみようも思った。 事事無碍法界への流れがおもしろい。2022/03/25

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