講談社学術文庫<br> 文章速達法

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講談社学術文庫
文章速達法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 194p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061585935
  • NDC分類 816

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lily603

15
★★★★+ 約百年前に書かれた本(1915年刊)。古本屋で見つけて「非戦論の平民新聞を立ち上げた人として教科書に載ってたなあ。どんな人だろう?」と購入。正直あまり期待していなかったが意外や意外、文章読本としても真っ当だし、文章変遷史にも読めてなかなか興味深い。特に後者の内容として『言文一致の手紙の書き方を小学校で教えて、やっと普及してきた』なんて記述を読むと、100年ですいぶん遠くまで来たなぁ、となんだかしみじみとした。2013/03/24

のりたま

3
堺利彦が売文社を作って文章の代作つまり売文業を仕事にしていたことは初めて知った。大逆事件で困窮した同志のためにというから根性が入っている。 大正の出版だから古い部分もあるが、当時の記録としてかえって貴重であるし、将来を見据えた記述は予言のようでもある。文章の構成を決めてから書け、読者対象を絞って書け、無駄な言葉は削れなど、現在にも通用することが多い。KJ法を思わせる手法まである。 堺は自身のことをしばしば文人、職業文人と言っているが、文学史の上で用いられる用語の意味とニュアンスが違い、これも興味深い。2020/05/28

とおる

1
心の真実を率直に大胆に表すことを勉めさえすれば、文章は必ず速やかに上達する。文章速達の秘訣はその外にない。2011/06/03

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