講談社学術文庫<br> チベット旅行記 〈1〉

講談社学術文庫
チベット旅行記 〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 182p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061582637
  • NDC分類 292.29
  • Cコード C0126

出版社内容情報

【内容紹介】
仏教の原典を求めたいという求道者の一心から、厳重な鎖国をしくチベットに、あらゆる困難にうちかって単身入国を果たした河口慧海師の旅行記。抜群の面白さをもっているだけでなく、チベットの風俗・習慣等についての的確な記述は、本書をチベット研究のための第一級の基本的文献としている。この第一巻では、チベット行を決心して海路カルカッタへ着き、万全の準備の後、ヒマラヤに入り、チベット国境を越えるまでが述べられる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パスフィ

8
すさまじい出来事の数々。タフだなあ。いやそういうレベルを超えているか。何よりいいと思ったのは、そもそもの発端、彼の志ですよ。志と道行き。最後まで付き合いたくなる。2014/10/13

せいたろう

7
日本人として初めてチベットに入国を果たした河口慧海。想像でしかないが現代よりも三蔵法師の時代のほうに近い人なのではと感じた。艱難辛苦にあって心が折れないのは自分自身の為でなく大乗の大きな心ゆえなのかと思った。明治の人の心意気が知れる。 2020/06/19

greenman

6
明治の時代に、初めてチベットに潜入した河口慧海の紀行文。第一巻では日本での準備からチベット国境をこえていく様を描く。しかし著者の圧倒的な人格に、僕はコメントする余地がない。例えば困ったことを決めるときに、断事観三昧と名付けた坐禅を組んで決めることや、疲れはてて雪の降り積もる中で雪中座禅を行い、その他の困難事には機一髪殺活自在に行動するなど、絶句するしかない。コメントにもう少し書きます。2010/01/05

KAZOO

5
昔からかなり読みたいと積読しておいた本をやっと手にし始めました。このようなことはやっぱり並みの人にはできない感じが最初からしました。前5冊とはいうものの、1冊が薄いので読み始めるとかなりエピソードなど面白いので早く読めそうです。2013/03/23

Shosei Imazeki

4
明治時代の僧が、単身チベットへと向かうお話。1秒たりとも退屈しない、抜群の面白さ。早く二巻へ。2017/07/05

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