講談社学術文庫<br> 哲学案内

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講談社学術文庫
哲学案内

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  • サイズ 文庫判/ページ数 86p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061581579
  • NDC分類 101

出版社内容情報

【内容紹介】
哲学はなぜ難しいと言われるか。それは、哲学に接する際の姿勢に問題がありはしないか。――著者はまず、「哲学とは」「哲学することとは」を問い直す。次いで、ソクラテス・プラトンから現代の哲学までの歩みをたどりつつ、哲学と宗教・哲学と科学・アトムとイデア・唯物論と唯心論・観念論と実在論・形相と資料・主観と客観など、哲学研究に欠くことのできない基本的諸問題を、ひとつひとつ掘り下げて語り、哲学への道を案内する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もちまる

21
タイトル通り哲学案内はしているが、哲学に少しでも興味ある人には、ごくごく当たり前の内容?高校倫理でも学べるようなことばかり書いているような。まあ初学で大きな流れを掴みたい人にはいいのかな。でもやっぱりこれよりは倫理の参考書の方が…。2019/07/21

うえ

5
「デモクリトスのアトム論が今日でも唯物論の原型となっておるのに対して、唯物論とか観心論とか言われる哲学立場の原型となっているのがプラトンのイデア…スペルマタとは種子の意味でそれは数においでも無限、大きさにおいても極微のものでありますがただアトムとちがって質的な相違をもっている。そういうスペルマタから万物は成っていると(アナクサラゴス)は考える…スペルマタは本来無秩序な混じり合いでありそれだけとしては混沌の状態をなしている。したがってそれからこの世界が作られるのにはそれに秩序を与えるものがなければならない」2016/11/11

kiji

3
哲学入門ということで相当分かりやく書いてあるのだと思いますが、カントあたりで、もうついて行けません。哲学は難しいものではないという著者の主張は、私には役に立たないようです2012/10/06

ジェームス

2
哲学が専門ではありませんが・・・などと書くと、この本を一章も役立ててないことになりそうで今後は気を付けたい。実際あまり哲学を意識してこなかったが、簡潔で良い入門書だった。ほんの少し哲学に触れたいという方にうってつけ。2013/05/01

1
小冊子だが得たことは多かった。大きな視点として、人間的出発と体系的出発、唯心論・観念論・理想主義の流れと唯物論・実在論・現実主義の流れ、デカルトやカントにより近世哲学の重点が形而上学から認識論へ移行。細かな知識として、デモクリトスの原子論がエピクロス学派を経てルクレティウスが書き残しベーコンやガッサンディが発見、コントの言う知の発達における三段階、ディルタイによる哲学の三分類と世界観の三つの契機、アナクサゴラスのスペルマタとヌース、イデア論はヘラクレイトスの見解から発想、リッケルトによる主観客観の三分類。2022/07/26

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