内容説明
本書では、おもに無限を数学的な立場でとらえようとする。解析(微分・積分)、幾何、集合における無限の考え方をわかりやすく解説する。
目次
第1章 無限は哲学の領分であった
第2章 現実の中の「無限」
第3章 極限という考え方
第4章 届かない点
第5章 1個、2個、3個、…、無限個、もっと無限個?
第6章 カントールの残したもの、ゲーデルの不完全性定理
第7章 巨大な無限
第8章 次元も無限になる?
著者等紹介
玉野研一[タマノケンイチ]
理学博士。1974年横浜市立大学文理学部卒業。1977年東京教育大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、横浜国立大学大学院工学研究院教授
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感想・レビュー
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榊そら
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中学のときに買って、たびたび挑戦しては挫折したけど、久しぶりに読みきるかと思って読んだ。内容の範囲は広いんだけど、全部説明がさわりだけで、言葉と図は簡略化されてるけど、説明は分かりやすいとはいえないし、分かる人にとってはむしろ不十分。無限にまつわるいくつかのインデックスにはなる本という印象を受けた。2012/11/11
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私には難しかった 2010/10/02
cava
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雰囲気が某参考書のハッと目覚める確率にすごく似ていて読みやすくてよかった。これを読んで無限遠点を見たくなるように勉強意欲が掻き立てられる。無限への可能性 2018/05/04