内容説明
数えられる無限?大きい無限、小さい無限?無限の無限乗?現代数学の2つの分野、集合と位相を解説した本。
目次
第1章 集合とは何か―パラドックスを超えて
第2章 写像とは何か―重要なポイント
第3章 無限を数える―カントールの活躍
第4章 無限基数の演算―無限をあやつる
第5章 ユークリッド空間―位相のことはじめ
第6章 距離とは何か―距離空間の世界
第7章 位相空間―超抽象的な世界へ
著者等紹介
瀬山士郎[セヤマシロウ]
1946年、群馬県に生まれる。東京教育大学大学院理学研究科修了。現在、群馬大学教育学部教授。専門は位相幾何学(トポロジー)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中年サラリーマン
17
集合論を論じ、開集合閉集合の議論からコンパクト性の議論、さらに関数の連続性までつらなる展開が秀逸。位相空間のさわりまで含む内容。2014/04/15
nizimeta
2
とりあえずざっと読みました2011/02/06
soto
2
ものの集まりが集合です、っていうシンプルーなところからはじまって、ものの個数、無限、キョリ、近さ、集合の構造の区別、とか、どんどん抽象的な数学の論理のもと、議論が進んでいく。数学者たちの思考の結晶に感服。2009/04/11
p-nix
1
とてもわかりやすい解説でした。位相の話より基数に関する内容が濃かった。カントールの対角線論法から展開される、無限にはいろんな種類があってそれぞれ大きさに違いがあることなど実に興味深い。2012/11/04
強粘結炭
0
5章と6章だけ読んだ。2016/05/02