イラストで学ぶ人工知能概論

谷口 忠大【著】

講談社（2014/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 245p／高さ 22cm
• 商品コード 9784061538238
• NDC分類 007.1
• Cコード C3055

出版社内容情報

ホイールダック２号の冒険物語を通して、人工知能全般が学べる異色の教科書！位置推定、学習と認識、自然言語処理を中心に解説した。ホイールダック２号の冒険物語を通して、人工知能全般が学べる異色の教科書。
まずは、この1冊からはじめよう！

・ストーリー仕立てだから、いとも簡単に理解できる！
・探索、位置推定、学習と認識、言語と論理の概要をわかりやすく解説！
・さまざまなアルゴリズムが掲載されているから、実装に役立つ！

第1章　人工知能をつくり出そう
第2章　探索（1）：状態空間と基本的な探索
第3章　探索（2）：最適経路の探索
第4章　探索（3）：ゲームの理論
第5章　多段決定（1）：動的計画法
第6章　確率とベイズ理論の基礎
第7章　多段決定（2）：強化学習
第8章　位置推定（1）：ベイズフィルタ
第9章　位置推定（2）：粒子フィルタ
第10章　学習と認識（1）：クラスタリング
第11章　学習と認識（2）：パターン認識
第12章　言語と論理（1）：自然言語処理
第13章　言語と論理（2）：記号論理
第14章　言語と論理（3）：証明と質問応答
第15章　まとめ：知能を「つくる」ということ


谷口 忠大［タニグチ タダヒロ］
著・文・その他

内容説明

ストーリー仕立てだから、いとも簡単に理解できる！探索、位置推定、学習と認識、言語と論理の概要をわかりやすく解説！さまざまなアルゴリズムが掲載されているから、実装に役立つ！

目次

人工知能をつくり出そう
探索（状態空間と基本的な探索；最適経路の探索；ゲームの理論）
多段決定（動的計画法；強化学習）
確率とベイズ理論の基礎
位置推定（ベイズフィルタ；粒子フィルタ）
学習と認識（クラスタリング；パターン認識）
言語と論理（自然言語処理；記号論理；証明と質問応答）
まとめ：知能を「つくる」ということ

著者等紹介

谷口忠大［タニグチタダヒロ］
１９７８年京都市生まれ。２００１年京都大学工学部物理工学科卒業。２００６年京都大学大学院工学研究科精密工学専攻博士課程修了。博士（工学）。日本学術振興会特別研究員、立命館大学情報理工学部知能情報学科助教などを経て、２０１０年より立命館大学情報理工学部知能情報学科准教授。記号創発システムの構成論的理解や機械学習技術の応用に関する研究に従事。計測自動制御学会学術奨励賞、システム制御情報学会奨励賞・論文賞・砂原賞などを受賞している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[roughfractus02]

総合的機能の「強いAI」でなく、単一機能を実現する「弱いAI」に注目せよとデネットはいい、後者が人間でなく自分自身との競争を持続できるから人はAIに不安を覚えるのだとカスパロフはいう。現在、身の回りを現実を理解するには、問題と条件を人間が与えるだけで学習し実行する「弱いAI」の仕組みを知る必要がある。機械学習がテーマの本書は、出口にいるスフィンクスの問いに答えるまでのAI自らの学習過程を、ゲーム仕立ての物語に沿って辿る。技術面を含めた概観的流れは、読者自身の知識の補足も経路検索的に学習する仕組みのようだ。

2018/03/14

[月をみるもの]

シンボルグラウンディング問題ってのは、てっきり日本国憲法第一条のことかと。

2017/06/18

[yyhhyy]

細かいことは載っていないが 外観を掴むことができる。人工知能を学ぶ人からすると クラスター分析も主成分分析も同じようなカテゴリーに整理される

2015/12/27

[dragon]

人工知能の基礎を構成している定理や数式が学べる。ベイスの定理とかマルコフ過程とか30年以上前に習ったことがあり、結構人工知能に近いところにいたんだと。ディープラーニングは「入力層」「隠れ層」「出力層」ぐらいしかなく理解出来ない。イラストで学ぶシリーズにディープラーニングだけ特出ししたものがある。

2016/06/04

[andaseizouki]

全体的には非常に分かりやすい。しかし、後半からいきなり数式が増えだし、専門家でないとわからなくなる。

2015/01/22