出版社内容情報
巷間にあふれるステレオタイプの吟味から、識者のもっともらしい話の欠陥まで鮮やかに示す。情報化社会のサバイバル・マニュアル!権威・新聞・数字……もっともらしさの裏側をのぞくと
あれっ??どこかヘンだぞ?
ツボさえわかれば、誰でもできる。世にはびこる「不毛な議論」はこう叩け!
ややこしい議論を裸にする
議論の構造という観点から分析してみると、発言や文章は意外に単純なメッセージを言っていることが多い。議論が難しく見えるのは、その仕組みや組み立てをうまく整理できず、表面の表現に惑わされるためだ。……議論は漫画やテレビとは違い、接してさえいれば自然にその面白さに浸れるというモノではない。読むほう・聞くほうも積極的に関わらなければ面白くない。逆に言うと、一定のテクニックを持つ者にしかアクセスできないが、それが持てれば一挙に広大な世界が開ける。――<本文より>
第1部 紋切り型に抗して考える
第2部 よくあるロジックの仕組みをみる
第3部 ささいな議論から根本の問題へ
吉岡 友治[ヨシオカ ユウジ]
著・文・その他
内容説明
権威・新聞・数学…もっともらしさの裏側をのぞくとあれっ??どこかヘンだぞ?ツボさえわかれば、誰でもできる。世にはびこる「不毛な議論」はこう叩け。
目次
第1部 紋切り型に抗して考える(対立に耐える力―癒すのは誰か?;循環する言葉たち―民主主義と全体主義;統計データを正確に読み解く―ムカツク理由はどこにある?;仮説とバイアス―子供は危ないか?)
第2部 よくあるロジックの仕組みをみる(相対主義はほんとうにやさしいか―「人それぞれ」の不幸;美を語る方法とは―ヴィジュアルを解釈する;神秘と欲望の構造―対比の向こうに何がある?;ややこしい議論を裸にする―要約の方法)
第3部 ささいな議論から根本の問題へ(対立する意見を評価する―なぜ人を殺してはいけないのか?;対立を越えて考える―弁証法を活用する;作業の実態にひそむ限界―歴史記述とは何か?;言語能力とは何か―あとがきにかえて)
著者等紹介
吉岡友治[ヨシオカユウジ]
1954年、宮崎県仙台市生まれ。東京大学文学部社会学科卒業、シカゴ大学人文学科修士課程修了。比較文学・演劇理論専攻。竹内敏晴演劇研究所演出部、代々木ゼミナール講師を経て、インターネット講座「VOCABOW小論術」校長。ロースクール・MBA志望者などを対象に文章・論理の指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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