講談社現代新書<br> 他人を見下す若者たち

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講談社現代新書
他人を見下す若者たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498273
  • NDC分類 371.47
  • Cコード C0211

出版社内容情報

やる気がなく、謝まらず、他人を軽視し、すぐキレる若者たち。教育心理学の研究データが示す、新しい日本人像。「自分以外はバカ」の時代!
●自分に甘く、他人に厳しい
●すぐにいらつき、キレる
●「悪い」と思っても謝らない
●泣けるドラマや小説は大好き
●無気力、鬱になりやすい
若者の感情とやる気が変化している!

現代人は自分の体面を保つために、周囲の見知らぬ他者の能力や実力を、いとも簡単に否定する。世間の連中はつまらない奴らだ、とるに足らぬ奴らだという感覚を、いつのまにか自分の身に染み込ませているように思われる。……このように若者を中心として、現代人の多くが他者を否定したり軽視することで、無意識的に自分の価値や能力を保持したり、高めようとしている――<本文より>

第1章 感情が変わった
第2章 やる気が低下する若者たち
第3章 他者を軽視する人々
第4章 自己肯定感を求めて
第5章 人々の心に潜む仮想的有能感
第6章 自分に満足できない人・できる人
第7章 日本人の心はどうなるか


速水 敏彦[ハヤミズ トシヒコ]
著・文・その他

目次

第1章 感情が変わった
第2章 やる気が低下する若者たち
第3章 他者を軽視する人々
第4章 自己肯定感を求めて
第5章 人々の心に潜む仮想的有能感
第6章 自分に満足できない人・できる人
第7章 日本人の心はどうなるか

著者等紹介

速水敏彦[ハヤミズトシヒコ]
1947年愛知県生まれ。名古屋大学教育学部卒。大阪教育大学助教授、名古屋大学教育学部附属中・高等学校校長などを経て、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。専門は教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

85
「自分は他人に比べてエライ、有能だ」という習慣的な感覚を仮想的有能感とし。現代の若者にみえる様々なタイプを解説している。いつの時代も最近の若者はとなる。2017/10/26

Emperor

38
刺さりました。途中から鏡を見ているような感覚になって、客観的に自分のことを分析する羽目に笑。誰もが「自分は並み以上」と感じる世の中で生じる“仮想的有能感”の存在。どうして今まで定義されてこなかったのかと思うほど、みんなが当たり前のように持ち合わせる感情だと思いました。2017/04/26

テツ

36
周りを見渡して考えてみても自尊心と自己愛を上手く昇華することのできない若者たちってわりと多い。ありとあらゆる意味で自分のステータスが誇れるシロモノではないと薄々気づいてしまっている若者たちは周囲を下げることで自分の尊厳を守ろうとする傾向がある。究極の万能感ってきっと他者とは隔絶した自分独りだけでも感じとれるある種大悟に至るような感覚なんだろうけれど、そこに到達するために努力することもなく、ただなんの根拠もない他者への見下しのみで溜飲を下げて生きている。先に繋がるものが何もない哀れで無意味な衝動。2018/10/06

rubix56

33
目次のみ。 Keywordのみをひろう。心に刺さるフレーズをピックアップする。 「仮想的有能感」 自分の過去の経験にはまったく、左右されない思い込みの自己評価のこと。 「経験に基づかない仮想的有能感vs経験に基づく自尊感情」 本著の中身を読み込んでいないので、断言できないが、「仮想的有能感」は若者にかまわず、お年寄りから子供まで、もっと言うと時代を問わず、誰でも万人が持っているもではないだろうか? 2015/03/31

佐島楓

31
ここに書いてあることは、「若者たち」だけでなく、現代を生きる人、ひいては人間全般に当てはまるのではないだろうか。自分自身を保つために、他人を低くみなす。わりと普遍的なことのように思われる。ただ、ケータイやネットの普及などにより、他人をコントロールしたいという欲求や万能感が根付いてしまっているのも事実。読み進めるのがしんどかったが、他人への共感性をいつも意識すること、客観性を持つことを忘れずにいたい。2013/02/28

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