講談社現代新書
能力を高める受験勉強の技術

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061497818
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0237

内容説明

生涯役立つ「ノウハウ学力」を身につける脳を鍛える勉強法。

目次

序章 学力低下に歯止めをかける
第1章 受験勉強の神話を問い直す
第2章 受験勉強のやり方
第3章 受験勉強で身につく能力
第4章 受験勉強で身につけた能力をどう活用するか
第5章 大人のための受験勉強、生涯学習法

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪市生まれ、精神科医。85年、東京大学医学部卒。東大病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローなどを経て、国際医療福祉大学教授、川崎幸病院精神科顧問。また、自身の経験をもとに編み出した受験技術で、大学在学中より独自の受験指導を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

べる

16
受験勉強で身に付くのは覚えた内容ではなく能力。学校内の順位が何位でも合格点に自分が達すれば良い。受験日を締切に設定し、志望校の合格者の最低点を目標とする。勉強時間より勉強量にこだわる。過去問をやって分からない所を教科書で調べる勉強が効率的。勉強前の2分の音読が集中力を上げる。即効性のある学力向上の手法は十分な睡眠を取らせる指導。復習して頭に残してこそ受験の勝者。1週間の予定のやり残しは土曜に終わらせる。自分の強さの秘訣を分析して伸ばす。この先生に習っている限り大丈夫と思える師がいると、やる気が維持できる。2021/02/20

takeapple

8
受験の神様と言われる、和田秀樹の本である。内容は、その通りと思うことで、共感できる。受験生が(高校生)早い時期、高1の終わり頃にでも読んでいれば、かなり違った結果を期待できると思う。まあ実践しないとだめだけれど。2009/02/11

ソラヲ

4
何かと批判的な文脈で使われがちな「受験」だが、寧ろ受験勉強とはそれによって社会的階層の逆転可能性が期待でき、また志望校合格に向けてスケジュールを立てることによってメタ認知能力が獲得できる絶好の機会である、と筆者は説く。実際、受験勉強で身に付けるのは覚えた内容(コンテンツ)ではなく覚える能力(ノウハウ)だ、という視点に立つと、そこで獲得した思考の枠組みは実社会のあらゆる場面で適用できることがわかる。学校の成績はよいのに模試の成績が悪かった身としては、合格点から逆算して勉強する和田式受験勉強法は参考になった。2016/06/22

サアベドラ

3
受験勉強の弊害といわれてきた諸問題を問い直し、効果的な「和田式受験勉強法」を提唱し、受験勉強で身に付く能力を示し、受験勉強で身につけた能力をどう生かすかを紹介し、生涯学習法を示す、という書(シンプルな内容なので目次をまるまる示した)。著者は精神科医でもあるので、脳医学的見知から記憶術、やる気の出し方などを説いている。ゆえに非常に説得力がある。受験勉強は無駄にならないんだなあと実感できる好著。というか励みになる本。2006/03/23

ぴーまん

2
受験に対する勉強法から受験や勉強が如何に必要かまで書かれている本、確かに受験参考書ではなく新書というジャンルから故、読者は大学生以上の大人だと思われるからこの内容でいいのだと思う。子どもになんで勉強が必要だと聞かれた時に胸の奥底にこのような考えがあると必要だと言い切れるとも思う。近年の日本型学習では圧倒的に勉強量が足りなく、また完璧主義が求められる。しかし、大切なことは計算された要領よく生きるすべだ、合格するすべだ。徹底的に暗記をした経験は糧になるし、考える力は生きる術になる。このように勉強していきたい。2017/09/14

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