内容説明
駒落ちは自由だ!すべてのファンの願いをかなえる新手・奇手満載。絶対勝ちたい下手に六枚落ち四間飛車戦法、四枚落ち先崎流弱いふり向かい飛車。楽しく指したい上手に八枚落ち灘流必勝定跡、二枚落ち金銀逆形作戦。ほか21世紀の駒落ち新戦法がズラリ。
目次
第1章 すべては八枚落ちから始まる(9筋攻め作戦を覚えよう;八枚落ち棒銀戦法 ほか)
第2章 定跡無用の六枚落ち(9筋攻め定跡の真実;必勝!1筋スズメ刺し作戦 ほか)
第3章 奇略縦横四枚落ち(棒銀戦法への疑問;四枚落ち二歩突っ切り戦法VS後手3二玉型 ほか)
第4章 二枚落ち完全制覇(二歩突っ切り定跡の基本;二歩突っ切り定跡―上手後手6六歩への対応 ほか)
著者等紹介
先崎学[センザキマナブ]
棋士・八段。1970年、青森県生まれ。81年、米長邦雄永世棋聖に入門。87年、四段となりプロデビュー。90年、NHK杯トーナメント優勝。91年、若獅子戦優勝。98年、竜王戦挑戦者決定戦進出。2000年、A級八段。奔放な棋風と洒脱な文章で人気を集める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mass34
11
二枚落ち定跡の復習のため、再読。二歩突っ切り定跡の美しいこと。将棋大観と違って、先崎先生の解説は分かりやすい。2017/03/19
kokada_jnet
10
この人の世代では珍しい、「駒落ち指導を大量に行った」著者ならではの駒落ち本。上手の秘策が多数書かれているのが、面白い。
Gamemaker_K
9
【蔵書整理シリーズ】いわゆるごりっごりな定跡書ではないのだが、八枚落ち~二枚落ちの指し方のツボがよくわかる良書だと思う。良書、と断言していいのは、上手の気持ちがわかるからである。ああ、俺に将棋を教えてくれたあの人はそんな気持ちで指していたんだな。・・・将棋倶楽部24では13級の私なので、上手を指すとしたら、多分次は孫を相手にするときかなあ。その時は、長男次男の時と違って、メロメロに負けてあげるつもりである。2023/06/25
てり
2
将棋のハンディキャップ戦、駒落ち将棋を解説した定跡書。これはいい。今まで何冊も棋書を読んできたが、読み終わって薄っすら感動さえ覚えたのはこれがはじめて。下手だけでなく上手のためにも指し方を解説していて、それが著者の軽妙な語り口とともにとてもわかりやすい。駒落ちは駒が少ない分局面の急所がわかりやすく、その急所をとらえる判断力が平手でも活かせるんだということがこの本を読んでよく理解できた。新書形式で一般の棋書とは違う体裁だが、この本は埋もれるには惜しい良本だと思う。2019/06/07
kunihiko@240mercer
2
こういう本もあるんですね。勉強になる。2012/03/24