講談社現代新書<br> 中国の大盗賊・完全版

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講談社現代新書
中国の大盗賊・完全版

  • 高島 俊男【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2004/10発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061497467
  • NDC分類 282.2
  • Cコード C0222

出版社内容情報

幻の原稿150枚を完全復元。共産党の中国とは盗賊王朝である! 劉邦から毛沢東まで伝説の完全版がよみがえる!秘かに待望されてきた幻の完全版ついに刊行。名著のほまれ高い『中国の大盗賊』で割愛されていた150枚を完全収録。陳勝や高祖から毛沢東まで、縦横無尽に活躍する「盗賊」の姿を活写する中国史の決定版! (講談社現代新書)

序章 「盗賊」とはどういうものか
第1章 元祖盗賊皇帝――陳勝・劉邦
第2章 玉座に登った乞食坊主――朱元璋
第3章 人気は抜群われらの闖王(ちんおう)――李自成
第4章 十字架かついだ落第書生――洪秀全
第5章 これぞキワメツケ最後の盗賊皇帝――毛沢東


高島 俊男[タカシマ トシオ]
著・文・その他

内容説明

昔、中国に「盗賊」というものがいた。いつでもいたし、どこにでもいた。日本のどろぼうとはちょっとちがう。中国の「盗賊」はかならず集団である。これが力をたのんで村や町を襲い、食料や金や女を奪う。へんぴな田舎のほうでコソコソやっているようなのは、めんどうだから当局もほうっておく。ところがそのうちに大きくなって、都市を一つ占拠して居坐ったりすると、なかなか手がつけられなくなる。さらに大きくなって、一地方、日本のいくつかの県をあわせたくらいの地域を支配したなんてのは史上いくらでも例がある。しまいには国都を狙い、天下を狙う。実際に天下を取ってしまったというのも、また例にとぼしくないのである。幻の原稿150枚を完全復元。共産党の中国とは盗賊王朝である。劉邦から毛沢東まで伝説の完全版がよみがえる。

目次

序章 「盗賊」とはどういうものか
第1章 元祖盗賊皇帝―陳勝・劉邦
第2章 玉座に登った乞食坊主―朱元璋
第3章 人気は抜群われらの闖王―李自成
第4章 十字架かついだ落第書生―洪秀全
第5章 これぞキワメツケ最後の盗賊皇帝―毛沢東

著者等紹介

高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生まれ。東京大学経済学部および文学部卒業後、同大学大学院人文科学研究科修了。専攻は中国文学。主な著書に『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(文春文庫、講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(朔北社、読売文学賞)などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

29
繁栄する「鄧小平の中国」は、毛沢東の中国とは別の王朝である。永楽帝以後の明帝国が太祖洪武帝(朱元璋)の明帝国とは別の王朝であるように ─。しかし、初代皇帝毛沢東の最大の願いが自分がうちたてた国家の安泰と存続とにあるならば(そうであるにちがいない)、三代皇帝鄧小平こそ創業皇帝の最大の忠臣/2004年に元々の狙いだった毛沢東についての記述を復活させて完全版として刊行された物。現在の習近平中国にはどんな論評をなすのかな/2019/03/19

karatte

28
古書店にて250円で。取り上げられている〈大盗賊〉は「燕雀いづくんぞ……」でお馴染み陳勝に漢の高祖劉邦、明の開祖朱元璋、明朝と清朝の狭間で僅か40日天下を謳歌した李自成、太平天国を築いた洪秀全、そして〈完全版〉にて当時の原稿を復元した毛沢東。同著者の本は『三国志 きらめく群像』と『水滸伝の世界』しか読んだことがないのだが、難解な内容になりそうな題材を平易な文章で判りやすく仕上げているのはさすがである。参考文献についても、どの本がお勧めでどれがイマイチかなどユーザビリティ第一に書かれており好感が持てる。2016/03/06

マッピー

20
中国にはいつの時代もどこにでも盗賊がいたという。この本で紹介されている盗賊は、陳勝・劉邦(漢の高祖)/朱元璋(明の太祖)/李自成(明を滅ぼし順王朝をつくるが、40日で清に北京を追われる)/洪秀全(太平天国の乱を起こした人)/毛沢東(ご存知の)/要するに、異民族に襲われるわけではなくして王朝が変わった時、政権を奪取した人を大盗賊と呼ぶということらしい。この本を読むまで全く知らなかったこれらのことを、するする読みながら理解できるのだから高島俊男の本は素晴らしい。一生ついていきます。2019/01/08

ごへいもち

20
中国を理解する一歩2018/04/04

ごん

14
物を盗めば盗賊だが国を盗めば英雄だということなんでしょうが面白い本です。昔読んだことがある本だと思いますが今度は完全版。完全版に追加された大盗賊が一番やばい人ですね。でも冷静に中国史を振り返ってみると一介の盗賊から皇帝となり王朝を存続させた人は少ないですね。大体禅譲による貴族間の権力の移動の方が多いです。(後は異民族による征服王朝。)さて最後、著者は中国は結局「帝国」なのだとしていますが、「帝国」の昨今の動向を考えると誠に残念ながら首肯せざるを得ないようです。2022/11/12

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