講談社現代新書 子どもに教えたくなる算数

栗田 哲也【著】

講談社（2003/08発売）

• サイズ 新書判／ページ数 254p／高さ 18cm
• 商品コード 9784061496798
• NDC分類 410
• Cコード C0241

出版社内容情報

難しくなる一方の受験算数もこれでわかる！
数学へ発展する本当の実力をつけるための良問を厳選。
対話形式で問題を解きながら、お父さんの算数力がめきめきアップ。
教え方のツボもわかって、子どもも伸びる

『必勝の時間攻略法』（講談社現代新書）の吉田たかよし氏絶賛！
算数の本質と面白さのド真ん中を見事に射抜いている。
子どもだけでなく、大人の脳も進化させる名著だ。

第1章 算数は驚きから始まる
第2章 計算の奥義
第3章 数の列の和
第4章 整理整頓の術
第5章 基礎概念はイメージで（対応と対称性）
第6章 実験して法則を見つける
第7章 一見異なる問題の背後には
第8章 移動という考え方
第9章 単純な事実も組み合わせ次第
第10章 印象に残る短い問題に取り組もう
第11章 古典に価値あり


栗田 哲也［クリタ テツヤ］
著・文・その他

内容説明

厳選された良問を対話形式で解きながら、算数の面白さ・教え方のツボがわかる画期的虎の巻。

目次

プロローグ　夢の中
第１章　算数は驚きから始まる
第２章　計算の奥義
第３章　数の列の輪
第４章　整理整頓の術
第５章　基礎概念はイメージで（対応と対称性）
第６章　実験して法則を見つける
第７章　一見異なる問題の背後には
第８章　移動という考え方
第９章　単純な事実も組み合わせ次第
第１０章　印象に残る短い問題に取り組もう
第１１章　古典に価値あり

著者等紹介

栗田哲也［クリタテツヤ］
１９６１年、東京都生まれ。東京大学文学部中退後、数学教育関連の予備校、塾、出版社に在籍。現在は雑誌「大学への数学」「高校への数学」「中学への算数」に寄稿しながら、数学オリンピックを目指す学生のための駿台英才セミナーの講師を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

この本は算数ということで、Xや方程式を使わずに解いていく方法が示されています。算数は私も昔、和差算や旅人算、差分算などをかなりやっていました。この本はそのようなことをわかりやすく、例えば池上先生や林修先生のような感じで教えてくれます。私はいい本だと思います。

2015/12/16

[かおりんご]

実用書。数学が苦手な私には、やっぱり難しかったです。じっくり読めば分かるのかな？低学年には応用できず、６年ならなんとか食いついてくれるかな？ただし、できる子前提ですが。やっぱり基礎の計算ができていないと、この面白さは伝わらないと思いました。

2016/01/29

[警蓮社峻譽身阿]

中学受験の算数は、義務教育なんかの数学よりむしろ洗練されている。公式や定理はそのものを覚えるよりも過程を覚えるべきと思っていたが、もう一つ手前の概念や考え方の段階からだと思い改めた。「数学は暗記」ではなく「考え方の経験」が重要で、考える経験、応用する経験が実社会の正解のない問題を解決する礎になると思う。義務教育では、基礎は勿論だが、こういった算数の楽しさ驚き美しさなんかを教え経験させる場になってほしい。中学受験しない子供はこんな算数に触れる機会すらないのかも。親として子に教えたいと思う。

2022/04/30

[リョウ]

一見何の関係もないようなところに不思議な共通点が出てくる。そんな不思議なことが算数ではよく出てくる。地道に計算をしてたどり着く場合も、ぱっとしたひらめきで出てくる答えも、どちらも魅力的。他の教科も同じだが、受験という短期的な目標があるからこそ詰め込んで覚えるだけの教科になってしまい、本来の面白さにたどり着くことができない。

2020/06/03

[壱萬弐仟縁]

実は中学受験生の算数の合格点は、そんなに高くない。55点でも可能（12ページ）。国家試験もそんな難しい感じのものだから、あり得る。今の大学生は四人に一人は平均の意味がわからない、というニュースもあり、72ページ～は小学生だけでなく、大学生も読んだ方がよい。公務員試験なら、リーグ戦のページも大切か。関連づけて、記憶していくことの大切さが252ページにあり、得意にしたければ核から波及する学習を心がけたい。

2012/09/12