講談社現代新書<br> ウィトゲンシュタインはこう考えた―哲学的思考の全軌跡1912‐1951

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講談社現代新書
ウィトゲンシュタインはこう考えた―哲学的思考の全軌跡1912‐1951

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  • サイズ 新書判/ページ数 424p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061496750
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0210

出版社内容情報

遠大な思考の果てに浮かびあがる「哲学」の姿!
これこそ真のウィトゲンシュタイン

ウィトゲンシュタイン哲学のすべてがわかる
すべてのテキストを詳細に読み直し、ウィトゲンシュタインの思考に即して再構築すると、
従来の難解な断篇の集積が、1つの大きな哲学的ドラマとして蘇ってくる。

第1部 ウィトゲンシュタインのテキストの特徴と読み方
第2部 言語をめぐる思考<1912?1918>
第3部 生をめぐる思考<1914?1918>
第4部 『哲学探究』の思想<1926?1946>
第5部 「私」と言語―ウィトゲンシュタイン最後の思考<1949?1951>


鬼界 彰夫[キカイ アキオ]
著・文・その他

内容説明

『論理哲学論考』から最晩年の思索まで、すべての「遺稿」をあらたに読み直す力作。

目次

第1部 ウィトゲンシュタインのテキストの特徴と読み方(遺伝子操作に似たテキスト操作;遺稿の全体像とテキストのタイプ ほか)
第2部 言語をめぐる思考(1912‐1918)(『論考』から、『論考』を生み出した思考のドラマへ;論理をめぐる思考の始まり ほか)
第3部 生をめぐる思考(1914‐1918)(生と言語;生の問いの起源 ほか)
第4部 『哲学探究』の思想(1929‐1946)(『哲学探究』の謎;時期区分と関連主要テキスト ほか)
第5部 「私」と言語―ウィトゲンシュタイン最後の思考(1949‐1951)(『探究』後の思考の歩み(1946‐1951)
『確実性』を生み出した思考の場 ほか)

著者等紹介

鬼界彰夫[キカイアキオ]
1954年生まれ。京都大学大学院在籍中にフルブライト奨学生としてニューヨーク市立大学に留学。1990年、同大学でph.D取得。現在、筑波大学助教授。専門は言語哲学、認識論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

36
読んで良かったと思った。それは、ウィトゲンシュタインが哲学を通して行ったことがこの「生」を肯定することだ、と本書が指摘しているからだろう。「言語」という厄介なものを疑うことは、「言語」によって織り成された私やあなたの「生」を疑い(そして確かめ)、その存在が確かであることを確認する作業であった。ウィトゲンシュタインの実存の不安とその哲学における複雑怪奇なようで実は単純な「生」の肯定の証明の足取りは、そのまま本を読んだ私の「生」の肯定へ背中を押してくれる、励ましのように思われたのだ。ひと口で言うと元気が出た!2020/01/06

ころこ

31
近々、著者が訳した『哲学探究』が出版されるようで、『『哲学探究』とはいかなる書物か』と共に読みたいと考え、試しに読んでみました。本書は挫折しないように大きな論点が繰り返し書かれている本であり、躓かないように表現も奇を衒わない細やかな配慮が行き届いています。何といっても『哲学探究』の検討が本書の特徴です。4期の記述時期、10のシークエンスに分けて検討しています。こちらが永井本に毒されているのか、変な性癖を植え付けられているので他の本を読み直しつつ、『哲学探究』出版の折には楽しみたいと思います。2020/10/31

白義

25
論理と言語、という硬質なテーマについて考えながら、この苦悶に満ちた生を闘った哲学者は、そこにある全ての「世界」とたった一人の「私」を肯定し、讃歌するために全思考を費やした。「論考」「探究」含め、平坦ではない道のりの連続と断絶を丹念に追いながら、その哲学の全貌を読者に伝えようとしている名著。そして思考の果てに、絶対的「世界」と「私」は同じ地平のもとに肯定される。彼は勝利したのだ。あの淡々とした論理哲学論考すら、ラッセルの分析哲学との対比で、人々の語らい全てを肯定する側面が示され感動的2013/07/19

harass

23
 ヴィトゲンシュタインの著作は考えぬいた末の言葉を神託のように語る形式なので、前提知識や解説書が無いと非常に分かりにくいし誤解しやすい。この本は、近年出版された遺稿の最終版を取り入れて、各著作の概念の意味や問題意識を丁寧に解説している。  著者は文中で、この哲学者の著作を私小説ならぬ『私哲学』と名づけている。この独特な思想家の著作は個人的な疑問を悪戦苦闘で解こうとした結果だ。この哲学者の入門書の決定版と聞いて手にとったがその通りといえる本で、ある種の感動を覚えた。新書で400ページもあるがお薦めの本。2014/02/09

魚京童!

22
こういう思考を最近成してない。感情の思うがままに動いている。何考えてるかよくわからないっていうか、何も考えていない。単純作業の繰り返し。不毛なやり取り。沈黙するしかないのだろうか。読み切れてない。真剣に取り組めてない。飲んだくれているだけだ。理想の世界で生きている。このままでもよいのだけど、もう少しコーヒーのカフェインにまみれてぎゅるぎゅる脳みそを唸らせてみたい。最近逃げている。安住の地へ。このままでも幸せだ。それでもいいのかとずっと問いかけられている。しかし答えられない。闘うには何かが足りない。モチベー2019/10/22

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