講談社現代新書<br> 「英文法」を疑う―ゼロから考える単語のしくみ

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講談社現代新書
「英文法」を疑う―ゼロから考える単語のしくみ

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061494442
  • NDC分類 835
  • Cコード C0282

内容説明

「have+過去分詞」が完了を意味するのはなぜだろうか。現在分詞と動名詞の違い、時制の一致の法則とは―従来の文法書では納得できなかったさまざまな疑問を鮮かに解く、目からウロコの入門書。

目次

第1章 英語と日本語は相性が悪い(「英語が苦手」であたりまえ;英語のしくみ)
第2章 名詞・代名詞がわからない(日本語の名詞・英語の名詞;代名詞に見る個の意識)
第3章 動詞がわからない(英語の動詞と命令文;be動詞の役割 ほか)
第4章 前置詞・接続詞がわからない(前置詞の指示イメージ;接続詞を捉え直す)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

501

13
再読。数年前に読んだときはなるほどと思いながらも、いまいちどういうことなのかよく分かっていない部分が多かったが、今回は理解が進んだ気がする。学校の英語はシステマティックに体系化された構文や単語の意味を機械的に日本語と対応させて理解する。そんな理解方法から、英語ネイティブの英語感覚の理解へとシフトできる本。そもそも根本から日本語と英語は異なるのだから、むりくり日本語に当てはめても、英語の学習が面白い訳がない。外国語を学ぶのは異文化を学ぶことだ、という当たり前なことではあるが、改めて理解する。2020/08/23

takao

1
ふむ2021/11/10

χ

1
こじつけっぽいところもあるけど便宜的に考えるとわかりやすい。日本語の特性もわかって、言語は価値観と深く結びついてるのだな2011/06/04

とったん

0
同じ説明が至るところに顔を出し読みにくく、全体の構成を整理して欲しかった点は残念だが、学問の裏付けが難しい英語の感覚に切り込んで言及しているところは、逆に著者が学者でないことの良い部分がでている。学校教育は文法に偏りすぎなどの批判が過去にあって、その後、会話中心に移っていったが、実際には文法の教え方が下手なことが、日本の学校英語の問題点だったと痛感した。なかなか良いです。2015/08/19

らぴす

0
英語話者と日本語話者ではそもそもの考え方が違うのだから、日本人が英語を修得するのは難しいのが当たり前。そんな前提に基づいて、英文法を優しく噛み砕いた一冊。辞書を引けば英単語の意味はいっぱい出てくるけれど、英語としては、その1単語しか存在しない。「take」に日本語訳がいっぱいあるように、「取る」の英語訳もいっぱいある。単純に一対一で考えられないだけ。英語は単語を「モノ」として捉えるけれど、日本語は「コト」として捉える。動詞だって形容詞だって英語ではモノ。英語を学ぼうとしているすべての人に読んで欲しい一冊。2014/04/15

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