内容説明
全米最大の不良債権を抱えたシティバンク、巨額の赤字を計上したメリルリンチは、いかに苦境を乗り越え、世界のトップ企業となったか。日本の個人資産1200兆円市場を狙う両社の経営戦略を徹底解剖。
目次
1 不良債権に苦しんだシティバンクの復活
2 死にかけたメリルリンチの再生
3 メリルリンチは日本市場で何を狙うのか
4 シティバンクは日本で受け入れられるか
5 日本の不動産を買う外資の理
6 シティとメリルを迎え撃つ日本の金融機関
7 日本のリテール市場を制するのは誰か
8 金融機関が提供するホスピタリティ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2022/12/15
Naota_t
0
「個人相手のリテール市場をどこまで押さえられるか。金融機関の将来は、ひとえにリテール・ビジネスの強さにかかっていると言っていい。だが、日本の銀行や証券会社の経営トップは、どこまでそれを認識しているだろうか。」(p.176)と言い切るが、今の行員が聞けばどう思うか。 シティバンクとメリルリンチのバックグラウンド、邦銀等の比較が丁寧に書かれており、時代云々に関わらず勉強になってよかった。 外為法が改正された途端の主張で、当時の空気を回顧的に楽しめます。 2012/10/30
ken
0
参考。2010/08/29
depo
0
図書館リサイクル本。2020/09/20