講談社現代新書<br> これがニーチェだ

個数:
電子版価格
¥935
  • 電書あり

講談社現代新書
これがニーチェだ

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月19日 16時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061494015
  • NDC分類 134.94
  • Cコード C0210

出版社内容情報



永井 均[ナガイ ヒトシ]
著・文・その他

内容説明

哲学は主張ではない。問いの空間の設定である。ニーチェが提起した三つの空間を読み解く、画期的考察―。

目次

第1章 道徳批判―諸空間への序章
第2章 ニーチェの誕生と、『悲劇の誕生』のソクラテス像
第3章 第一空間―ニヒリズムとその系譜学
第4章 第二空間―力への意志とパースぺクティブ主義
第5章 『反キリスト』のイエス像と、ニーチェの終焉
第6章 第三空間―永遠回帰=遊ぶ子供の聖なる肯定

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

66
十数年ぶりの再読。最近集中しているニーチェ本読みの一冊で以前とは理解が数段上なのがわかる。後書きにもあるが著者永井のほかの本「〈子ども〉のための哲学」などの視点を使っているのかと、途中で気がつく。永井の明快な語りでニーチェの解説や批判をしていく。複雑なニーチェ思想の補助線として、三つの空間に分類して論じるのは鮮やかだ。ただ題名の通り、ニーチェ解釈の一つでしかないが、真似できない論じ方をした良書。2017/03/16

k5

51
あまり深く考えているわけではないですが、世界の状況をあらわすのにルサンチマンという言葉はあるのかなあ、と思って読みはじめました。しかし哲学書をしばらく読んでないので、こんなに一人称でモノを語るものだったかなあ、とそちらが気になってしまいました。結果、意味のない感想になってしまいましたが、ニーチェ本人の著作を読んでみようと思います。2024/03/06

おたま

45
初読時には内容がよく分からなかった。今回再読してしみるように分かった。自分としては、たぶん國分巧一郎『スピノザ「エチカ」』を読んだためだと思う。スピノザを経由することでニーチェの「神は死んだ」ということもよく分かった。また、永井均は、ニーチェのそれぞれの段階を「空間」として解説しているが、それもよく分かる。「力への意志」に対して、まさにニーチェの言説のより徹底化を通して、ニーチェ的に批判しているのが鋭い。ニーチェが超越論哲学を真に理解していたらそれは素晴らしい哲学の誕生となったということも理解できる。2021/09/02

ころこ

41
著者のいう①第1空間・ルサンチマン②第2空間・力への意志③第3空間・永遠回帰が、『ツァラトゥストラ』にあるラクダ、獅子、子供と対照されています。①ラクダには瘤があり、ルサンチマンはその瘤に意味を与えてくれる。僧侶は弱者の傷から来る痛みを沈めながら、同時にその傷に毒を注ぐ。②獅子の高貴さとは、実践の内に真理性が示されるべきだ。しかし、そう語ることは、語ることそれ自体がその内容を否定していることになりはしないか。力への意志は、力の欠如の指標といえるのだ。力への意志に背後世界があるとするニーチェの超越性は、超越2019/12/06

抹茶モナカ

36
ニーチェ入門という側面はあるものの、ちょっと哲学やニーチェについて基礎的な知識がないと、つらい内容かもしれない。力への意志が弱者の思想だという指摘には納得。強く生きたいためにニーチェを読む人も確かにいるかもしれないな、とも思った。哲学とは、問いの空間の設定である、と再認識しました。ニーチェは哲学なのか、どうか、考えてみたり。2016/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/571755
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。