内容説明
おしきせのソフトは役に立たず、稚拙なアイコンは指示の意味もわからない。古典的工業製品と同様に提供されるパソコンは本当に使えるのか?メーカーの姿勢、ユーザの現状を衝く痛烈大批判。
目次
序章 本書の中心的な主張は「他人まかせにしないコンピュータ利用」
第1章 ハードウェアはほどほどで十分
第2章 ソフトウェア―その基礎的認識
第3章 オペレーティングシステムの理解
第4章 オペレーティング環境の社会形式
第5章 ユーザ愚者視のユーザインタフェイス
第6章 ネットワークでないネットワーク
第7章 ドキュメンテーションの時代へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茶幸才斎
3
当時、普及途上にあったパソコンの、過剰性能のために高額な本体、仕様がブラックボックスでユーザー無視のソフトウェア、特にオペレーティング・システム、自由自発の参加型とは程遠いインターネット利用環境に不服を唱え、あるべきパソコン利用の姿を示して「ユーザーよ、騙されるな」と啓蒙している本。かつてコンピューターに精通していた人たちが抱いていた不満、苛立ち、危惧、落胆として頷ける内容が多い。物理的機器構成と保管データの地理的所在が分からないクラウドサービスは気持ち悪くてイヤだ、みたいな感じ、分かってもらえるかなぁ。2022/03/29
アルゴン
1
★★★★☆この本ではじめてOSの役割が分かりましたし、プログラムがどういうものなのかもわかったのですが、ここに書かれているのは全員が相当の力をネットワークに注いだ結果生まれると思われる理想論であり、一般の人にはとてもとてもというのが正直な感想です。例えば、「画像+マウスクリック」より文字の羅列の方がよいという意見はうなづけるものがありますが、たぶん世の中はそうじゃない。2014/01/15
ぷろだん
0
1998.9.1
おどやまおどす
0
1998 2.19