講談社現代新書<br> 知性はどこに生まれるか―ダーウィンとアフォーダンス

講談社現代新書
知性はどこに生まれるか―ダーウィンとアフォーダンス

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061493353
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0211

内容説明

水や土や光について、脳ではなく手や足や皮膚が持つ知性とは何だろう。考える身体が知る「環境」の意味とは?新しい認知理論の目で人間を考える。

目次

第1章 さんご礁の心理学
第2章 生きものはこのようにはふるまわない
第3章 「まわり」に潜んでいる意味―アフォーダンス
第4章 知覚する全身のネットワーク
第5章 運動のオリジナル
第6章 多数からの創造
エピローグ 名前のないリアリティ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2021/10/03

Gokkey

2
アフォーダンスは分かりにくいし、取っ付きにくい。初めてこの考え方に触れてから、何処か解ったようで解らない状態が続く。それでも折に触れてこの思想との接点を見つけ、思い出したように関連の書籍を読むので、やはり自分にとって大きなインパクトを与えるものなんだろう。一言で言うと、主客合一。体と周りの環境には境がなく、自己は中にはなくて、時々刻々と変化しながら存在している。2019/10/10

茶幸才斎

2
困った。筆者が何を言っているのかさっぱり分からない。「行為は周辺環境に影響を与え、変化した環境が次の行為に影響する。生命現象とは、そんな行為と環境の場当たり的な相互作用の積み上げに過ぎず、整然とプログラムされた運動の連鎖ではない」というどうってことのない理解で合っているのか、全く自信がない。そもそも本書の中心概念である「アフォーダンス」の説明からして、果たして真新しいことを言っているのか、古い概念の焼き直しなのか、本書の内容からは判断がつかない。提唱者のJ.J.ギブソンの著作に当たる他ない。遺憾なことに。2012/05/07

山田

1
読んでいるうちに、自分が何を読んでいるのか分からなくなってしまいました。序盤のミミズのくだりは興味深くのめりこんでいましたが、中盤以降の記憶があやふや・・・私にはレベルが高すぎたのか・・・?2013/09/16

Ryosuke Tanaka

1
目的論的な思考をしがちな心理学に、ダーウィン的な「進化」=「変化を伴う由来」の考え方を応用したような趣。ただ、途中から「意味」のアフォーダンス的再定義に振り回されて、どうもいんちき臭い帰結が登場する。Amazonレビューに著者の専門書との併読を奨めている人がいた。2012/08/28

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