内容説明
古代日本最初の歌集に収められた四千五百首余りのなかから、現代詩人の心が選りすぐる秀歌の数々。巻一から巻四までの鑑賞と読解。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
32
講談社文芸文庫で3分冊でまた出されたので、確かあったはずだと思い現代新書版(5分冊)を取り出しました。巻の1から4までがこの本にはおさめられています。伊藤さんの集英社文庫版は注釈的な歌の解釈なのですが、この大岡さんのは歌に対する鑑賞に徹していて非常にわかりやすい気がします。歌の作られた背景やそれに関連する歌などもあったりで私にはフィーリングが合います。2014/11/12
黎
1
授業のため読了。興味深い歌もいくつか。読むのが疲れる。また機会があれば学びたい。2020/07/17
しゅんどーん
1
大岡版万葉集解説の本。2019/02/26
yuzi
1
「折々のうた」でおなじみの詩人・大岡信さんによる萬葉集解説本。全5巻の中、1巻には巻一から巻四に収録されている作品から著者が選んだ作品について解説。巻四を読んで萬葉集のイメージが変わった。大伴家についてもっと知りたくなった。家持の年上好きは早くに母親を亡くしたことに起因してるのかな。この時代は感情表現が豊かで血生臭くて好きです。2015/12/15
4じゅうから
1
常に傍らに置いておきたい本。懐風藻もルバイヤートも、拾遺集も、この本から良さを知った。