内容説明
戦国も既に遠い泰平の時代、武士の道は「奉公人」の道となる。「志」を勧め、「名利」を説く『葉隠』に、治世を生きる人間哲学を読む。
目次
序章 『葉隠』ルネサンス(『葉隠』という本;『葉隠』のダイナミズム)
第1章 「武士」の時代―戦国武将と武士(戦国時代―「甲冑」の世の詩と真実;戦国武将の豪気―生と死;戦国武士群像―凛冽の英姿)
第2章 「奉公人」の時代―新しい武士道(「武士」から「奉公人」へ;「殉死」と「追腹」;「奉公人」への道;家老志願)
第3章 「奉公人の至極」―家老列伝(中野数馬利明―家老の叡智;相良求馬乃真―「曲者」家老;多久美作守茂辰―「無双の家老」)
第4章 「奉公人」の志―「忍ぶ恋」の「思ひ死」(「死狂ひ」と「志」;「忍ぶ恋」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
323
いまいち、なにを言いたいのか良くわからない一冊。枝葉末節的な部分にかなり力が入っていて、結局のところ、葉隠がなにを一番伝えたかったのかということが胸に響いてこない。また、古文も頻繁に出てくるが、現代語訳を併記しないまま著者の文章が続くため、内容を把握しづらい。葉隠についての概要を知っていれば言っていることがなんとなく理解できるだろうが、葉隠の入門書とは言いがたく、けっこう上級者向けだし、そのような位置づけで捉えても、読んでいて別段おもしろいものではない。2016/06/10
なつき
1
『「葉隠」の叡智 誤一度もなき者は危く候』読了。「武士道とは死ぬ事と見付たり」で有名な山本常朝の「葉隠」について。私は、死ぬことと見つけたり、に惹かれているのだが、導入でまず著者が、葉隠は誤解されている本質はそこにあらず、と啖呵を切っているんでびっくりした。感情的な記述も目立つ。2016/12/29
ヤスミン
0
「武士道と云は死ぬことと見つけたり」そんな単純な言葉ではなかった。元々「初心」は悪い意味で使われていたりなどと、色々と為になる本だった。2012/01/09
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- 和書
- 9S SS 電撃文庫