講談社現代新書<br> 世界自動車産業の興亡

講談社現代新書
世界自動車産業の興亡

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  • サイズ 新書判/ページ数 300p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061490871
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C0234

内容説明

自動車を制する者が世界を制する。フォードシステム、商品差別化、ジャストインタイム方式―。「史上最も複雑な商品」の覇権をめぐる熾烈な戦いを描く。

目次

1 パイオニアとしてのヨーロッパ
2 アメリカにおける自動車産業の誕生
3 フォードシステムとアメリカの覇権
4 GMが開いたマーケティングの時代
5 アメリカによる世界制覇とヨーロッパメーカー
6 ビッグスリー上陸と日本メーカー茨の道
7 恐慌・戦争とアメリカ自動車産業
8 ビッグスリーの爛熟
9 ヨーロッパメーカーの興亡と「独自の道」
10 ビッグスリー凋落の影
11 日本の挑戦
12 日米逆転
13 途上国自動車産業の台頭

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

108
開発途上国が自前で自動車を生産するのは、この産業がすそ野が広く様々な関連企業が必要となりその国自体の発展に寄与していくということがあると著者は述べています。まさにその通りなのでしょう。技術力も必要だし、あるいはインフラの整備にも波及していくということなのでしょう。自動車産業の創成期からの歴史をかなり克明に書いてくれています。2016/06/26

山像

3
フォードがベルトコンベアでT型を大量生産したとか、品質を追求してきた日本車が日米間の貿易摩擦の原因になったとか、個別のトピックは既に知っていたことでも、産業史として位置付けられることで見えてくるものが。 排ガス規制や原油価格などの環境要因と消費者の嗜好とによって勝利者の条件が変わり続けていく様は、ちょっとした生態学のパノラマめいている。次は技術革新に焦点を当てた類書が読んでみたい。2016/10/08

Atsushi Kitamura

1
自動車産業黎明期から、日本自動車産業の覇権までをコンパクトにまとめた一冊です。 ある意味内容は日本が覇権に至る道という感じになってます。 その後の展開を見れば、日欧米以外の自動車生産が急激に伸び、今や自動車生産の最大のシェアを持っているのは中国(ちなみに本書には中国への言及は1行のみ)となった現在、筆者は何を語るのだろうかと思ってしまうのでした。 最新ではないけれど、明治~昭和の自動車産業の流れを概観できる好著です。すでに絶版ですが…2017/06/13

みやびん

1
データは20年前とふるいが、歴史を俯瞰して把握できるのがいい。良書2012/08/21

とどっち

0
【メモ】読書メーター登録あり:裏表紙裏赤シ―ル 読了:裏表紙裏緑シール

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