講談社現代新書<br> 故事成語

講談社現代新書
故事成語

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061490741
  • NDC分類 824
  • Cコード C0290

内容説明

人生禍福のとらえがたさを示す「塞翁が馬」、滅びゆく美しきものを惜しむ「佳人薄命」、政治的心理の恐ろしさを表わす「狡兎死して良狗烹らる」、恋人同士を結ぶ“赤い糸”の出典「月下氷人」。悠久の中国が生んだ風格ある言葉の森を歩き、人生の底知れぬ奥行を読み味わう。

目次

故事成語の魅力
1章 自然のよろこび
2章 友と親しむ
3章 発想の転換
4章 美人・愛
5章 人生の奥行
6章 自己をみつめる
7章 逆境にかつ
8章 悠然たる人生
9章 いかに生きるべきか
エピローグ 故事成語と日本人

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itokake

17
学生時代、ことわざを1つ覚えるたびに1つ賢くなれた気がした。人生の深淵さを見せてくれる中国の故事は特に好きだった。先日、高校生の娘が「先ず隗より始めよ」を学校で習った興奮を語ってくれた。久しぶりに勉強したくなり、図書館で関連本を探した。故事成語の本は意外に少なく、読みやすい本となると本書一択。著者の個人的な想いも含めた解説がよかった。日中でのニュアンス差は初めて知った。人の営みは文字があるから歴史になり、その文字を3000年蓄積して凝縮したのが故事成語。一語一語をありがたく受け止めながら読んだ。2023/07/08

ゴリゾウ

2
合山究(ごうやまきわむ)著/人生禍福のとらえがたさを示す「塞翁が馬」、滅びゆく美しきものを惜しむ「佳人薄命」、恋人同士を結ぶ〝赤い糸〟の出典「月下氷人」。悠久の中国が生んだ風格ある言葉の森を歩き、・・ (表紙)#5791992/10/03

1
あれ、これも故事成語だったのか、という語句や何か好きかもしれないという故事成語もあったので読みごたえがありましたね。2016/06/21

sonohey

1
言葉の元となった故事(エピソード)を知るのはおもしろい。メモ…「春宵一刻値千金」(宋・蘇東坡)、「伯牙絶絃」(『呂氏春秋』)、「一将功成って万骨枯る」(唐・曹松)、「老いの将に至らんとするを知らず」(『論語』)、「老驥伏櫪、志、千里にあり」(三国・曹操)、「坐して百城を擁す」(『魏書』)、「我れは我が素を行う」(『中庸』)、「楊朱、岐に泣く」(『荀子』)2014/11/17

Nobuya

1
短い言葉(主に四字成語)の中に物語があり、読んでいて楽しい。また、これらを巧みに使うことで表現の幅が大きく広がると感じた。ただ、日本・中国で微妙に意味が違うものがあることを知り注意が必要とわかった。2014/05/04

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