内容説明
シナリオを書き、役者を使って盛りあげるヤラセ。事前に“ニュース”を作っておく仕掛け。合成した写真や出所・撮影者不明の写真が一人歩きをはじめ、“歴史的事実”になったこともある。映像は、真実を伝えるとは限らない。コンピュータ・グラフィックスやレスポンスの登場で、意図どおりのものを作れるようになった。プロパガンダからFFE戦争まで、映像が内抱する問題を事例とともに解説する。
目次
1枚の写真から
ウソ報道写真
一人歩きする写真
映像のカラクリ
映像は証拠になりうるか
映像ジャーナリズムの裏側