講談社青い鳥文庫
霧のむこうのふしぎな町

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061470217
  • NDC分類 K913

出版社内容情報

【内容紹介】
「霧の谷」の森をぬけて霧の晴れ間でリナが目にしたのは、赤やクリーム色の洋館のたちならぶ、外国のような小さな町でした。ふしぎな町でリナが出会った、ふしぎな力と魅力を秘めた人々とすごす日々を、作者が、心から楽しく語る。物語性豊かなファンタジーの名作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あや

68
この本に出会ったのは確か小学生の頃。 学校の図書室で出会い夢中になって読んだ。 大人になって同じ挿絵の本を購入し、本棚に並べた時どんなに嬉しかったことか。 今でも本を手にとるとあの時のワクワクした気持ちが甦る。 千と千尋の神隠しのモデルになったというこの本。 是非是非多くの方に読んでいただきたいです。2017/11/06

よこたん

52
「~この町がほんとうに必要な人は、この町にくることができるのよ。きっと、町が、えりごのみするのね。」父の勧めで、静岡の小六の女の子が一人で休みを過ごしに、東京と仙台で二回も乗り換えて、やっとのことでたどりついた町は、摩訶不思議な所だった! 「働かざる者食うべからず」の下宿先の主や、個性的な住民たちと接し、戸惑いながらもどんどん自分の言葉で意思で行動するようになっていく様が、生き生きとして楽しかった。腕によりをかけた料理や、太ることのないお菓子(でも歯には…)がいいなあ。黒パンのたくわんサンドはちょっと…。2017/10/15

キラ@道北民

31
『十歳までに読んだ本』で語られていた1冊。小学生以来の再読。6年生のリナが夏休み過ごした霧の谷での話。子供の頃、必要な人は霧の谷のお店に辿り着けるというのを信じていて、いつか行けるんじゃないかと思っていたのを思い出した。それ程ワクワクする魅力的な町で、大人になってもやっぱり行きたいと思った。2017/11/13

はるぽん🐰道草中🐱

31
「あのう、霧の谷へはどういったらいいんですか?」そばを通った女の人にたずねたリナ…そして、馴染みのある東北訛りの会話に、私は一気に物語の世界へ☆この不思議な物語を読んでいる間、私は完全に霧の谷の気ちがい通りの住人になっていました♪素敵なファンタジー…私の住んでいる、この田舎のどこかに、今でもきっと霧の谷は必ずある~誰かを待っているよう気がします(*^^*)2014/09/29

紅瑠

30
リナはお父さんに勧められて、夏休みを過ごすために「霧の谷」にやってくる。リナが過ごすことになったのは「働かざる者食うべからず」がモットーの下宿屋で…。森の中の不思議な、四季の花が咲き乱れいる小さな町にひとり。リナは決心すると実にたくましく、いろんな大人や不思議なものたちや森の動物たちとふれあいながら成長していく素敵なファンタジー。方言で始まる物語のインパクトはすごい。柏葉さんの後書きや、師事した佐藤さとるさんの言葉も印象的。忘れがちな、働くことの原点を思い出させてくれたー。2012/11/28

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