講談社現代新書<br> 「三国志」の知恵

講談社現代新書
「三国志」の知恵

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061457614
  • NDC分類 222.043

出版社内容情報

【内容紹介】
“桃園の誓い”を結び、天下統一を志した英傑劉備と関羽・張飛の両猛将。“三顧の礼”にこたえ、“天下三分の計”を説いた軍師諸葛孔明。乱世の姦雄と恐れられた曹操、風雲児孫権。“赤壁”や”五丈原”での激突と争乱………………。
『三国志演義』は、史実をもとに描かれた、壮大なスケールをもつ男たちのドラマである。本書は、多彩な登場人物によってくり広げられる友情と裏切り、知謀と奸計、勇気と決断など、数々のエピソードや名場面をとりあげ、乱世を生きぬいたヒーローたちの知恵に学ぶ人間探究の書。

現代に生きる「三国志」――「三顧の礼」「脾肉(ひにく)の嘆をかこつ」「泣いて馬謖を斬る」「死せる孔明、生ける仲達を走らす」……。私たちが日常なにげなく口にする言葉の中に、「三国志」に由来するものが多い。それだけ「三国志」は、私たちの身近にあるということができよう。しかし、私たちはこれらの言葉の裏には、人々のはげしい愛憎と葛籐があつたことを知らねばならない。また、この時代の中国は、400年間つづいた漢王朝が倒れようとしており、人々はいつその下敷になるかも知れぬという恐れを抱いていた。それだけに人々は、漢にかわる新しい秩序を建てるべく奔走し、その道をさぐりつづけたのである。こうした時代の大転換期が生んだ壮大な入間ドラマが「三国志」の世界である。――本書より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眉毛ごもら

2
再読。三国志の逸話について現代ビジネスに絡めて紹介しようとする本。なお初版は昭和60年である。なのでまあそれなりに現状に皮肉を込めたりしているがまあ昔のことなので。知恵と言ってもあの乱世に生きてきた人間の知恵が役に立つかというと疑問だよなぁと思うたり。逸話集としては面白い。逸話は人物や年次を追ってではなくてテーマごとに並べられているのでそこらへんは最近はあんまりないなと。正史及び演義、その他からの引用なので色々とあって面白い。ざっくり面白い部分知りたい人向けの本。だが書影が黄色なので絶版なのだろうなぁ。2022/04/23

セシリー

1
1988年11刷。30年くらい前に読んだ。手元にあったので読み返そうと思う。

Shinichi Motoyama

0
筆者の三国志に関する書籍は二冊目、三国志の数々あるエピソードや登場人物毎に深い人間考察がされており解りやすい。「勝者と敗者を分かつのは人材を集め、大勢を読み、好機を失わずに実行に移すこと」。至極当たり前に聞こえるが、乱世を舞台とした三国志からは学ぶべきものが多い。そして何故に三国志モノが愛されるのか確認できます。2013/12/12

セシリー

0
30年ぶりくらいに読む。三国志を再読したくなった。手放そうかと思ったが、とりあえず相方が読むので貸すことにした。ちなみに https://bookmeter.com/books/14577527 にて再販されているらしい。三国志は今も人気ってことか。2022/03/26

Hitoshi T

0
「三国志」の話が頭に入ってないと少々読みづらい。吉川英治版だけをかなりかなり前に読んだ身には少々つらかったかな。 ★★★✩✩2019/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16967
  • ご注意事項