講談社現代新書<br> 自分らしく生きる

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講談社現代新書
自分らしく生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061457058
  • NDC分類 159.7

出版社内容情報

【内容紹介】
君はいま、本当に心の充足を感じながら生きているか? 道具や機械、組織や制度に支配されず、本当に自律的な人生を生きているか?あり余るほどの“モノ”に囲まれ、情報や娯楽が氾濫する日常生活。過剰な生産=消費のサイクルの中で、自分らしさを失わずに生きるには、人はいったい何を必要とし、何を必要としないのか。現代を真摯に見つめてきた著者が、迷える若い世代に呼びかける熱い魂のメッセージ。

自分の道を選ぶには?――君が自分の人生にたいして高い要求をいだき、自分の本当にしたいことをして生きようと決意したとき、君はどういう問題につきあたるだろうか。《他律的に管理された生き方で満足するか、自律的な活動の生を選ぶか。その二者択一の決定をたえず自分でしなければならない》これが、君のつきあたる困難の第一だ。そして君が後者を選ぶ勇気をもつならば、君は、《自分の行為にたいする責任を自分でひきうけ、それによって生じるありとある危険をみずから担わなければならない》――本書より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

momogaga

43
40年ぶりに読み直しました。原子力発電の危険性を指摘した一文が印象に残りました。第6章7で、タイトルは「科学技術の専門家たちの説をうのみにするな。人間として正しく生きるには、自分で学び、自分で考える習慣を身に着けなくてはいけない。」。2023/10/27

バニラ

2
なにげにいい本。気付きにくいことを気付かせてくれる。2020/10/19

Naota_t

2
★3.1 自分が生まれる前、インターネットもない1983年に上梓された本。著者は、終戦時に20歳を迎え、当時に至る。女性の”結婚適齢期”が24歳とある時点でかなり時代を感じることができる。戦争体験やインドへの長期滞在を通じて感じた当時の日本の違和感を綴っている。ちょうどバブル前の飽食で物が溢れた時代だったから「昔は〜」と言いたい人が多かったんだろう。当時そういう違和感を抱いた人も多かったのかな。モノが多いのは嫌いな自分には頷ける部分もあったが、全体的には流石に時代が違いすぎて首肯できる部分は少なかった。2019/10/27

HIRO1970

2
⭐️⭐️⭐️高校か大学時代に読みました。2005/05/01

ココ

0
君は一生かけて何をしたいのか? 過去の戦争体験者は、死と滅亡と恐怖の中で考えさせられ、そして昭和の時代を繁栄させた。 令和の今、改めてこの本を手に取り、コロナ流行で社会全体が揺れ動き、生活を脅かし、国家、愛、自由、精神、本当に必要なもの、を考えさせられる時期が運よく訪れた。 結局、人は苦労や、その現実を突きつけられないと気づかない生き物なのである。 終戦の1945年に20才だった筆者が戦前~戦後時代を体験し、人の思考は時代を超えても同じで、人間の思考の本質は同じなのだと感じる一冊。2020/05/19

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