講談社現代新書<br> 企業のなかでどう生きるか

講談社現代新書
企業のなかでどう生きるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061456501
  • NDC分類 336.04

出版社内容情報

【内容紹介】
日本の企業には、欧米とは異なる風土と文化が育んだ独特の職場システムと特異な行動様式がある。巧みな組織運営の知恵としての稟議制度、それと表裏一体の“根回し”の慣習、会社への強い帰属意識と集団主義による仕事の遂行──。本書は、この日本的経営の特質や、組織と人間関係のメカニズムを解明し、若いビジネスマンが、のびのびと自己を生かし、充実した仕事を実現するための指針を提供する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

12
比較の対象が欧米(主にアメリカ)に偏っていること、日本の企業体質を賛美しているあたりにまだ経済的に良い時代の書物であることがうかがえた。身近にいわゆるガチガチの企業人がいないため、参考になった。2013/02/16

ちさと

1
構成員全員による合意形成、人と人との結び付きが日本の組織の本質・部屋のレイアウト・自由は組織への所属の有無に関わらず難しい・同化が強く大きければその分異化への努力は辛い・他人によって生かされることが自分が善く生きる所以・組織は人と人との交流が本質を忘れない・上下関係は集団内競争に費やすエネルギーを節約し感情を抑制する仕組み・個体間の儀式的行動は攻撃性の抑制作用・各職場の規範はエネルギーの節約・状況に逆らわず役割は果たす・駄々をこねるな・ロールモデル、ストレッチゴール、責任・完成図だけで学習できない2021/12/30

MIRACLE

0
日本企業の特徴である組織型労働とその仕組みについて、肯定的に解説した本(1982年刊行)。日本人の生き方は、相互受容による協働関係が前提となっており、そのため、職場においても、その協働関係維持のための手順とその遵守を従業員に求めている。(55頁)。したがって、日本では過労死が起きやすく、働き方改革も掛け声だけに終わる可能性が、極めて高い。東芝の不正会計を招いた悪名高いチャレンジは、東芝を立て直した土光敏夫が導入したとある(71頁)。2018/04/05

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