星海社新書
グルメ漫画50年史

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061386181
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0279

出版社内容情報

『ミスター味っ子』の寺沢大介、熱烈推薦!「美味しい」はどう描かれてきたのか?圧倒的情報量でグルメ漫画の半世紀を辿る初の通史!主要作品総まくり! グルメ漫画の半世紀を味わいつくす!
月間数十点に及ぶ単行本が刊行され、メディアミックスも相次ぐなど、隆盛を誇るグルメ漫画。では、グルメ漫画はいつ生まれたのでしょう? 調べてみると、その誕生は1970年であるとわかりました。また、約五〇年間で七〇〇作品以上が発表されていました。本書はその中から、特に重要な一五〇作品に着目し、グルメ漫画がどのようにして生みだされ、いかなる発展をしてきたか解き明かしていきます。「あの有名作品はどこが画期的だったのか?」「私たちは、なぜグルメ漫画を面白いと思うのか?」??そういった疑問を、半世紀を旅しながら解き明かしていきましょう。ようこそ、もっと美味しく読むための“グルメ漫画史”の世界へ!

杉村 啓[スギムラ ケイ]
著・文・その他

内容説明

月間数十点に及ぶ単行本が刊行され、メディアミックスも相次ぐなど、隆盛を誇るグルメ漫画。では、グルメ漫画はいつ生まれたのでしょう?調べてみると、その誕生は1970年であるとわかりました。また、約五〇年間で七〇〇作品以上が発表されていました。本書はその中から、特に重要な一五〇作品に着目し、グルメ漫画がどのようにして生みだされ、いかなる発展わしてきたか解き明かしていきます。「あの有名作品はどこが画期的だったのか?」「私たちは、なぜグルメ漫画を面白いと思うのか?」―そういった疑問を、半世紀を旅しながら解き明かしていきましょう。ようこそ、もっと美味しく読むための“グルメ漫画史”の世界へ!

目次

序章 どうして我々はグルメ漫画に心惹かれるのか
第1章 1970年代 グルメ漫画黎明期
第2章 1980年代 グルメ漫画興隆期
第3章 1990年代 グルメ漫画黄金期
第4章 2000年代 グルメ漫画多様化の時代
第5章 2010年代 グルメ漫画成熟期

著者等紹介

杉村啓[スギムラケイ]
ライター、料理漫画研究家、醤油研究家、日本酒研究家。1976年生まれ、千葉県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

42
2017年刊。グルメ漫画の歴史を十年単位で、1970年代(黎明期)から2010年代(成熟期)まで、主な作品で読み解く。読者の感覚と食文化が変わっていく様子が興味深い。時には作品が変化を促す場合もある。グルメ漫画は大きく、作り手側の話、味わい楽しむ側の話、に二分される。懐かしいのは、それぞれ『包丁人味平』と『孤独のグルメ』。味平はなぜか喫茶店で読んだ印象が強い。この古い世界で生きていたと思い出せる。孤独を描いた久住氏はやはり鋭かったと認識。『美味しんぼ』の功罪などの見解を、一意見として提示する姿勢が爽やか。2021/05/25

chiseiok

41
食べ物絡みのコミックやら小説って確かに増えたなあと漠然と感じてはいましたが、この本読んでジャンルの成長化&細分化が想像以上である事を思い知る。年代に沿って紹介される様々なスタイルのグルメ漫画。著者ガチでお疲れ様ですが、流石に2010年代はもう紹介し切れないのか若干の駆け足感。とは言えこの膨大な作品量、グルメ漫画なだけにもう充分にお腹いっぱいです。架空食材バトルやら異次元居酒屋まで登場している紹介作品群の中で個人的に興味津々なのは『そばもん ニッポン蕎麦行脚』。うーん、久々コミック大人買いしようかなぁ…。2019/01/27

hnzwd

41
包丁人味平、ミスター味っ子からダンジョン飯まで。連綿と続くグルメ漫画を10年ごとに区切って紹介。誕生初期から少年漫画の王道とも言える料理バトル時代を経て、グルメ+αの多様性へと辿り着く流れが理解できます。クッキングパパの初期では、主人公が料理をできることを隠していた、とか、、今では考えられないかも。連載中の作品までほとんどカバーしてるので、最近のグルメ漫画の充実ぶりを改めて感じました。2017/10/20

山本真一郎

38
読了。何処でこの本の情報を取得したのかすっかり忘れてしまったが、見つけた時から何となく読みたいと思っていたので図書館で借りて読んでみた。実のところ「グルメ」というジャンルは漫画に限ったものではなくて小説でも乱立している事は、少しでも読書をしている人であれば結構な確率で知っているのではないだろうか。この本では、社会的影響力という点ではダントツの「美味しんぼ」を始めとして、自身が読んだものだと「ミスター味っ子」「バーテンダー」「神の雫」「ワカコ酒」「食戟のソーマ」等、様々な漫画の成り立ちを楽しく読めたと思う。2017/11/25

ゲオルギオ・ハーン

29
グルメ漫画の歴史を10年ごとに5つの期間に分けて、時代背景と変化の流れを解説しつつ、穏やかな文体ながら著者のグルメ漫画に注ぐ熱さが伝わる一冊。最初、機械的に10年ごとに区切っているだけではと思ったが、それぞれ特色があることに驚いた。黎明期(1970年代)は基本形式の雛形が形成されつつあるものの料理は小道具のような扱いでスポ根的なドラマ部分がメインだった。それが興隆期に漫画家たちの創意工夫でグルメ漫画としての独自性を確立し、ジャンルの一つとなり、企業とのコラボ、数々の映像化で成功していく。2021/11/18

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