出版社内容情報
書体によって文字や文章の印象はまるで違ったものになる。書体の選び方・味わい方を理解して、伝え方と読み方を変えるための書体入門文字の味わい方がわかれば、本の読み方も変わる
この本は「書体」の入門書ですが、デザイナーなどの専門家がノウハウを学ぶためのものではありません。読書好きの「ふつうの人」が、文字の味わいを知り、自らの感受性を育むことで、本を読むことがもっともっと好きになるための一冊です。ぜひ、自分が大切にしている本を思い浮かべてみて下さい。そこに表れる文字を見て、あなたはどんな感情を抱いたでしょうか。何を想起したでしょうか。その書体の名前なんて、知らなくてもかまいません。大事なのは、決して目には見えない自分の心の動きに、敏感になること――。さあ、めくるめく書体の世界に飛び込みましょう。何気なく目にしていた文字の印象が、ガラリと変わるはずです。
正木 香子[マサキ キョウコ]
著・文・その他
内容説明
この本は「書体」の入門書ですが、デザイナーなどの専門家がノウハウを学ぶためのものではありません。読書好きの「ふつうの人」が、文字の味わいを知り、自らの感受性を育むことで、本を読むことがもっともっと好きになるための一冊です。文学の味わい方がわかれば、本の読み方も変わる。
目次
第1章 文字の名前は知らなくても(書体とは、目に見えない心の動き;ホラー書体は「いつ」誕生したか?;巨大コンテンツ産業が生み出した文字表現 ほか)
第2章 誰もが自分の書体を持っている(書体と小説の密やかな関係;読書という身体運動;文字の喰わず嫌い ほか)
第3章 おいしい文字がある暮らし(活字は…カワイイ?;文字に宿る詩情;余白の宇宙 ほか)
著者等紹介
正木香子[マサキキョウコ]
文筆家。1981年神奈川県生まれ、福岡県育ち。早稲田大学第一文学部卒業。幼いころから活字や写植の文字に魅せられ、絶対音感ならぬ「絶対文字感」を養う。2011年にウェブサイト「文字の食卓―世界にひとつだけの書体見本帳」を開設。「書体の滋味豊かな味わい」をテーマに連載した文字と言葉をめぐる読書エッセイが、今までにない読者目線の書体批評として話題となり、「文字の食卓展」を開催する。特に写植書体への愛情と造詣が深く、『東京人』で関連の記事を掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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