講談社文庫<br> たのしいムーミン一家

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講談社文庫
たのしいムーミン一家

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061380622
  • NDC分類 949.83

出版社内容情報

【内容紹介】
長い冬眠からさめたムーミントロールと仲よしのスナフキンとスニフが、海ベリの山の頂上で黒いぼうしを発見。ところが、それはものの形をかえてしまう魔法のぼうしだったことから、次々にふしぎな事件がおこる。国際アンデルセン大賞受賞のヤンソンがえがく、白夜のムーミン谷のユーモアとファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

249
トーベ・ヤンソン生誕101周年記念。講談社文庫では、シリーズ第1巻のように見えるが、管見では『ムーミン谷の彗星』が最初ではなかったかと。北欧文学の研究・翻訳者(また詩人でもある)山室静の訳文は、いつの間にかムーミンのオーソドキシイに。このヤンソンのムーミン・シリーズを読んでいて思うのだが、彼女には事前の構想というのはボンヤリとあるだけで、一旦物語が滑り出せば、後は連想の赴くままに空想を拡げていくタイプの作家なのではということ。また、このシリーズにはヤンソンの挿絵がとっても重要な役割を果たしていることだ。2015/01/11

rico

85
原作は読んだことなくて。ちょっと疲れててやさしい物語を読みたくなり、手にとりました。春、冬の眠りから目覚めるムーミン一家。彼らの存在について何の説明もなく、物語は始まります。「ムーミントロール」という名前で北欧の人は全て了解するのか、あるいは作者自身の挿画の力かはわかりませんが、気が付けばムーミン谷の不思議で楽しい日々に引き込まれていました。やんちゃな子どもたち、マイペースのパパ・ママ、ちょっとクセのある隣人たち。クールなスナフキンに、結構いいヤツだった飛行おに。楽しかった!ムーミン、また一緒に遊んでね。2022/11/12

takaC

56
スウェーデン語はわからないけど、原題「Trollkarlens hatt」は、「たのしいムーミン一家」という意味ではないよね?実際、たのしくないしね。2013/02/28

紅香@新刊購入まで積読消化あと4冊⭐︎

52
初めて読んだムーミン。楽しかった。ムーミンはムーミンで。ママはママで。パパはパパだった。。そのまま入っていける物語。読書にはノートとペンが手放せない私にとって(物語の言葉を何かをすくうため)何も持たず、自由で気ままなこのスタイルは新鮮だった。暖かい毛布。脅かすものは誰もいない。母の胎内にいるような心強さを物語の微動を感じた。甘やかさに任せて小さい頃の時間帯にまで降りて遊ばせていた。その初心に返るようなシンプルさ。眺めてるだけで温かい。何もすくわなくてもいいそんな本もあるのだと知った。心からほどける冬の夜。2015/01/16

ダリヤ

52
かれらのくらしかたは、ほんとじゆうで、かわいく、かわったなかまたちでいっぱい。八月のパーティーにるびーのじょうおうさまがうまれたおはなしが、とてもすき。この本からいつでもひみつのあいずのくちぶえがきこえてきて、わたしをまどのそとへとさそいだしてくれそう。2012/03/22

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