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内容説明
ヘビは不思議な魅力の持ち主だ。それは、爬虫類の全盛期だった恐竜時代の、はるか昔の面影を残しているからか。あるいは神秘的な生態からくるものなのか。ヘビには足がない。にもかかわらず、木登りはサルよりもうまいし、泳ぎは魚よりうまい。脊椎動物が水から出て陸上生活を始めたとき、四肢は重要な器官だった。その足を、ヘビはおしげもなく捨ててしまったが、ヘビにとって足は、はたして“蛇足”だったのだろうか。本書は、多数の図版を用いて、ヘビになぜ足がないのか、なぜ長いのか、という疑問に答える。
目次
第1章 爬虫類はどう進化してきたか
第2章 爬虫類は繁栄しているのか
第3章 ヘビはなぜ長くなったのか
第4章 ヘビという生物の不思議
第5章 ヘビと人間とのかかわり合い