講談社文庫
ガラスの城

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061315983
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

【内容紹介】
エリートコースの販売課長が社員旅行の晩に行方不明となり、やがて惨死体で発見された。課長殺害で微妙に動揺する社内の空気の中で、執拗に死の謎を追う女子社員……。ガラスの城のような、都心の高層ビルに勤める一流サラリーマンの世界にうずまく、さまざまな欲望と犯罪の構図を鮮烈に描く傑作推理長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

owarai

33
令和も早6年。今年最初の一冊に昭和の大作家、松本清張を手にとってみた。昭和の社会背景も懐かしく、秀逸なトリックにも感嘆するのだが、敢えて平仮名が多様された文体が終始読みづらく、イマイチのめり込めなかったのも事実。時代と共に小説も変わるのだと実感できた事は良かったかな。年始に波瑠主演でドラマ化されたようだが、原作の雰囲気がどのように表現されていたのだろう。何とかして視聴できないかな。2024/01/16

ねこまんま LEVEL2

18
最後まで犯人が誰なのか分からなくてハラハラしながら読み終えた。仕事ができる人でも金遣いが荒かったり女性に手を出したり完璧な人間はいないのが良くわかる。自分が生まれる前に出版されたこと、ドラマ化されたことが驚き。尚、ドラマは見たけど眠くて最後まで見れなくて残念だった。とても眠かったんです。2024/01/05

ゐづる

13
久々に読んだ清張さんは、技巧の限りを尽くした推理物。二人の女性の手記の形で物語が進みます。途中、何度も犯人の目星をつけた人が、直後に否定されたりして、混乱の連続でした。最後の最後まで犯人がわかりませんでした・・・まあ、犯人当てたことはないんですけどね。一度は読んでも損はない、そんな小説でした。2013/11/27

shizuka_電気うさぎ

6
松本清張の女性観が面白い。嫌悪と熟知が同居してる。2020/12/17

えるもる

5
会社には、色々な人間がいるんだなぁ。登場人物のほとんどを怪しいと思いながら読み進めた。読み応えがあり、面白かった。2021/01/26

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