感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうけん
7
<愚> 『家康は初孫に自分の幼名竹千代を贈って徳川を盤石のものにしようとしたが,竹千代の誕生は大阪城の淀君と秀頼に大きな不安を抱かせた.亡き豊太閤の七周忌に当たり,家康は平和の到来を内外に知らせるため,豊国祭を盛大に挙行する.慶長十年四月,家康は征夷大将軍の職を秀忠に譲って大御所となった.』 2020/08/23
としき
5
家康も将軍職を秀忠に譲り、江戸城下の街づくりに奔走中!ひとつだけ感心した話が、家康の側室お勝の提案。これが、当に今政府が試みているコロナ不況対策と同じだったこと。まずは発掘した金で銭や小判をいっぱい鋳って、戦いが無くなり職を失った浪人の為に、日本国中のお城や川普請、道や橋を造らせなさい。尚且つ、一軒に十両ずつ配りとその銭が人を自ずと働かせる糧となる。今でいう公共工事と一人10万円の給付金で経済を回そうと考えたのだ。今の時代にもし、お勝が経済再生担当大臣だったら、このコロナ不況は回避出来たのかもしれない。2020/07/27
masimasi
3
征夷大将軍が秀忠に! こんなに早く、世代交代したんですね。 あと6冊(^_^;) 2018/06/30
のら
2
個人的_φ(・_・ 秀忠将軍上洛まで。大久保長安が苦手です。側にいる創作上の人物も苦手です。2017/04/13
aki
1
こんな時代に生きてみたい!武力が過去のものとなり,技術や商いの能力のあるものが,かつての有力大名を抑えうる世界…非常に面白そうです! それにしても,日本の時代の変遷はいつもかなり急です。江戸幕府の終わり,第二次大戦,高度経済成長,バブル崩壊…どの時代も徐々にというものがありません。この巻でも,時代の変化の描き方に苦心されたのが見て取れますが,”武力による武人は過去の人”くらいの記述しかありません。なんという日本人の気質…2021/04/16