ブルーバックス 現代数学小事典

寺阪英孝

講談社（1977/06発売）

• サイズ 新書判／ページ数 595p／高さ 18cm
• 商品コード 9784061179257
• NDC分類 410.33

出版社内容情報

【内容紹介】
本書の特色――
●高校の数学を勉強した人なら十分アタックできる程度の読物形式で作った新しい数学事典。
●現代数学を「数学基礎論」、「代数学」、「解析学」、「幾何学」、「トポロジー」、「応用数学」の6部門に分け、ほぼ全般を解説。
●各部門は、さらに幾つかの小部門に分けられ、統一した解説が施されている。また有名な数学者は、別にエピソードをまじえて詳しく紹介されている。
●本文中の重要な数学用語、数学者は太字にし、そこで定義や詳しい内容、仕事の紹介がなされている。
●索引は、用語、定理、人名各索引より成り、五十音順に配列されている。またそれぞれに英訳がつけられ使いやすくなっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[nbhd]

ゲーデル（１０）数学基礎論の部分だけ読む。例文がメッポウおもしろい本。あまたのゲーデル本を渉猟するなかで、肝心なところが欠けているとウスウス気付いていたのだが、それがどうやら「原始帰納的関数（GSK）」というやつらしい。アルゴリズムと同じ意味だという。今のところのぼんやりとしたイメージでいえば、不完全性定理は「〇〇は永久に不完全だ」ということを言っていて、この「永久に」の部分に関わるのがGSKだ（GSKじゃないから不完全）。で、この本のGSK解説部分を読んだんだけど、まったく歯が立たない。誰か助けて。

2016/04/05

[yasu7777]

★★★☆☆ 稲沢3482-210 これは難しい。

2022/04/28

[karatte]

読了日は判らないので古い日付で適当に。文系のための数学入門書・概説書としてはこれがベスト。中でも第I章「数学基礎論」はすこぶる面白い。記述が古めかしいのはご愛嬌。

2003/01/01

[mizube]

面白くて何度も読み返した。今でも近くにあると繰り返し読む。数学が好きになった1冊。