出版社内容情報
【内容紹介】
ある夜、ひろった奇妙な生き物がもとで、大騒動がまきおこった……！？「ペックスばんざい」をはじめ、平々凡々なサラリーマン、フースケを主人公に展開する奇想天外・痛快無比・抱腹絶倒のハチャメチャSF大喜劇！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AICHAN
26
再読。手塚治虫がたぶんアシスタントなしで仕上げた作品。お色気、風刺満載。2021/12/10
S.Mori
13
手塚先生がこのような作品を書いていたことは知らなかったので、驚きました。昔漫画を攻撃する時に使われた言葉エロ・グロ・ナンセンスのオンパレードです。絵も他の作品のような緻密な味わいが少ないと感じました。それでも面白くて、読みながら何度も笑いました。禿げあがってしまった月が女性に与える影響をドタバタタッチで描いた「月に吠える女たち」は筒井康隆のような味わいがあります。笑えるけど結末でペーソスを感じる「くるします・いぶ」が一番好みの作品です。クリスマスにつけ馬をもらった男がしばらくの間良い夢を見るお話です。2019/12/12
ふかきふき
4
リボンの騎士を描いた人かしら？と思うほど、エロと時代を感じされる女性軽視と暴力の短編集。とは言え、軽妙だし、ところどころに社会風刺あって、さすが巨匠！！！と膝を叩かせる。 2024/01/20
Schuhschnabel
4
ペックス ばんざい/月に吠える女たち/くるします・いぶ/敷金ナシ！/無能商事株式会社/占性術入門/どんけつ紳士/巨人と玩具/げてもの/フースケ風雲録/狐聊。手塚治虫の性の扱い方ってなんか独特な気がする。2018/08/06
歩兵
4
下品なエログロナンセンスでとても滑稽。昭和40年代半ばの作品集。おもしろい。2013/05/16
