出版社内容情報
【内容紹介】
ムサシ野の一画に、変なマンションが建っていた!そこの住人は、すべてオバケだったのだ!自然を破壊する人間たちに復讐すべく、心やさしいオバケたちが大活躍!?傑作シリーズ第3弾、ファンタジー編登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fumikaze
11
自然破壊により住まいを追い出された妖怪(?)たちが人間くさくて愛らしい。「鎌倉ものがたり」のように人と魔物が共存出来れば良いのだけど。2020/02/11
kadocks
3
「マンションOBA」平成狸合戦ぽんぽこの元ネタでも知られる摩訶不思議な手塚治虫のメタモルフォーゼネタドタバタコメディ。手塚治虫のメタモルフォーゼ(変身)テーマは特別なんだろう、色々な形で描かれる。これまた必ず描かれる純真な子供と少女。今回は少女は花の精だが、その後の火の鳥にも出てくる少女像。同じような造形なんだけど、いつもクラっとする描き方。やはり良いね。2023/01/29
FK
3
「マンションOBA」の3編からなる。自然とともにある妖精や妖怪たちが主人公。彼らが人間たちに住む場所を追われていくということが背景にある。もとの自然に戻そうと人間とのたたかいを始めるのだが、こころ優しき彼らは、人間に危害を加えることはできない。そこに人間の男の子・タカシがからんで、三通りのお話となる。自然とそこに住み着いていたと思われる妖精や妖怪に対する畏怖の心を失った人間が、環境を破壊し、さらには自らの人間性をも破壊していくという恐ろしさを表現しているとも言える。 2014/09/18
時
1
再読2016/10/01
こひた
1
おばけだらけのマンションはコミカルでキャラ群も楽しいが、背景は開発と自然保護のジレンマ意識が暗い。2016/01/22