出版社内容情報
【内容紹介】
地球の調査官ユーケイは、魔女を殺すため、宇宙の果てまでやってきた！そこで彼を待ちうけていたものは何だったのか！？未来の愛の物語「安達が原」など、ＳＦ漫画4編を収録。 傑作ぞろいの名シリーズ、第1弾！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fumikaze
10
再読。安達ヶ原が好き。60年以上探して待ち続けた恋人に会えたのが彼女にとって果たして良かったのかどうか。最後のシーンが切ない。そして、自分達と異なる生物を仲間として受け入れることの難しさ。どんな環境でも敵と味方を作ってしまうのは私達地球人の本能みたいなものだろうか。2020/02/08
ねね
8
久々すぎですが再読。最初に読んだのって小学生だったっけか…（汗）手塚先生の劇画タッチは当時からちょっと苦手ではあったのですが、やっぱり今もちょっと苦手かも（苦笑）面白いのは面白いのですが、現代から読み返すとやっぱり古典というか、ううん…というか、手塚先生が漫画の神さまという認識は私も持ってるのですが、物語的にはううん…古典の焼き増しが多いなあという印象がどうしてもあってですね…ううううん…（歯切れが悪いな）啓蒙的な話だなーという印象。あと革命とか、戦争をテーマにしてるのはその時代を生きた→2016/07/10
モヒート
5
能の『安達ヶ原』を手塚先生がSFに仕立てたら、原案以上に切なくて救われないお話になりました。 「そして恋人はやってきた。昔のままの姿で、いや、権力の犬に成り果てた姿で！」 遺された料理を手掴みで貪ってる主人公がもうね(泣)2015/05/26
coco
4
安達ヶ原を長編で読みたいー なんて切ないんだー これ女の人だから余計やるせないよね。2014/06/13
kadocks
3
当時単行本を何度も読み返した。少年ジャンプにこんな中編が載っていたわけで、よく考えるとJUMPの世界観とはまるで違う。まあ手塚作品が載ると言うのが大事だったのだろう。当時長編を描く余裕がなかったらしいが、どうして笑 傑作ばかり。「安達が原」がやはり凄い。能の『安達原』を手塚SFでの描き替えなのだが、素晴らしいの一言。物語だけでなく能の静寂な響きまで聞こえてくるようだ。何故にライオンブックスなのかは明かされてないが、未読のタイガーブックスもあるから、あまり意味がないのかもしれない。2023/01/13
